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コーディネーター・アラジンのブログ #92 スカイラインの動植物

Animals and plants seen at Kurobishi Skyline


強歩大会で伴走中に、せっかくカメラを登ってきたので、生徒の姿の他に自然を撮影してきました。
今回は、黒菱スカイラインの道端で見た動植物を紹介します。

リンドウ(竜胆)

野生のリンドウです。下の里山でも見かけますが、スカイラインが横切るゲレンデに沢山咲いていました。

ツリフネソウ(吊舟草)

吊り下げられた帆掛け船に似ているから名付けられたとか。この時期、白馬のあちこちで見かけます。少し湿った所に多いですね。花の形が可愛いですね。

ノコンギク(野紺菊)

淡青紫色の可愛い花がたくさん付きます。今の時季、スカイラインで最も目立つ花ですね。ユウガギクにも似た色のものがありますが、葉っぱがザラザラしていたので、ノコンギクだと分かります。

マツムシソウ(松虫草)

もう少し高いところに咲くイメージでしたが、スカイライン起点からわずかな場所に一株だけありました。似た色のノコンギクが沢山あったので、見逃すところでした。発見できてラッキーでした。

オヤマボクチ(雄山火口)

アザミに似ていますが、葉が違いますね。葉の裏の毛を集めて、火を点ける際の火口として使ったとか。また、山菜として葉の天ぷらを食べたり、蕎麦のつなぎに使われたりもします。小谷村では、「採る山菜から育てる山菜へ」のスローガンで、このオヤマボクチを栽培して、つなぎ粉として販売しています。先日、白馬スノーピークの週末マルシェで売られていた小谷村特産の笹団子を食べました。このオヤマボクチが練りこまれていて、歯ごたえのある団子でした。

ガマズミ(莢迷)

低木でこの時期に真っ赤な実をつけるので、よく目立ちます。葉がこのあと紅葉するので、綺麗です。

イカリモンガ(錨紋蛾)

写真では分かりにくいですが、羽のオレンジの模様が全体で碇形をしていることから名付けられています。「オレンジ色のチョウが飛んでる」と生徒が叫んだので、追いかけて止まったところを写真に収めました。チョウのような蛾ですね。

ウラナミジジミ(裏波小灰蝶)

中央部分が青いのでこれは♀ですね。
尾上突起がありますね。シジミチョウの尾上突起は、触覚のようにも見え、後ろに顔があるように見えることが、捕食者から身を守る効果があるんだとか。

触覚に見える尾上突起(赤い矢印の先、左右にあります。)

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)

これは、都会でもよく見られるチョウです。
緑の草木によく目立つオレンジの羽。こちらは♂。派手な姿で捕食されそうですが、この豹柄が、別の猛毒のチョウに似ているから身を守れるとか。

ヨモギの花に止まるツマグロヒョウモン

キノコいろいろ

足元のアスファルトの脇の落ち葉の上に、沢山の種類のキノコが目につきます。キノコの名前はちょっと難しくて分かりません。これから勉強しなければなりません。

これだけは、知っていましたよ。何せ、触れるだけで大変なことになるようですから。 カエンタケ(火炎茸)ですね。

猛毒のカエンタケ