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コーディネーター・アラジンのブログ  #110 自転車甲子園準優勝!

Bicycle Koshien

12月3日、愛媛県今治市で開催された自転車甲子園で、白馬高チームが見事に準優勝(優秀校第2位)しました。高校生が自転車を安全に利用する知識や技術を競うもので、今年が3回目。愛媛県内の高校8校と県外から唯一長野県白馬高校が参加しました。道路交通法に関するクイズや自転車の技術を競い、さらにサイクリングを通じて地域の魅力を発信するスピーチ(プレゼン)をして得点を争い、予選を通過した4校による与えられたテーマについて意見を戦わせる討論バトルに挑戦。初出場ながら見事な成績を納めました。

本ブログ#90では、9月にこの大会に向けた、道路交通法の勉強会や実技の体験を紹介しています。

先週、大会直前に白馬村役場隣接の多目的ホールで、生徒たちがプレゼンの最後の練習をしているのを見学しました。

まだまだ声が小さかったり、自信なさげのスピーチでしたが、生徒は本番にはちゃんとやれると言い切っていたので、「ほんまかいな?」と不安でしたが、やる時にはやるんだなと感心しました。

プレゼンでは、恵まれた白馬という地域の良さを発信しています。
テーマは「白馬 つながる・つなげるプロジェクト」。
白馬がどんな地域なのかを紹介し、サイクルツーリズムも盛んで、サイクルに関わる人気のイベントがたくさんあり、地元クラブがあり、行政との連携もある。こんなサイクルツーリズムに必要なものが全てある中で、高校生として何ができるかを考えて、今あることを大事にして、さらに先につなげて行こうと、いくつかの取り組みを紹介。東山に住民が散歩やハイキングやサイクリングに使える道を整備したり、すでにあるサイクルロードの白馬の小径の道標の整備やごみ拾い。また、次世代につなげるということで、小中学生とサイクリングツアーを行ったりしたことを紹介しました。


プレゼン練習を見学している中学生たち。来年の出場準備です。
プレゼンのテーマです。
高校生としての現実的な課題を考えました。
小径の標識の整備には苦労したそうです。


以下、大会の様子は、白馬マウンテンバイククラブのH氏から提供していただきました。

プレゼンのあと質問を受けています。

実技は、全員のヘルメットの装着の試験からはじまり、「8の字スラローム」、2m×2mの枠内で足を付けずに何秒立てるかの技を競う「スタンディング2M」、それに20㎝幅で30mの直線を走る「1本橋」を選手が一人1種目で争います。選手3名がどの実技試験に当たるかはその場で抽選ですが、白馬高生は運良く、得意な分野で得点を伸ばしたそうです。
会場は、写真のような大きな商店街で衆人環視の中で行われました。

商店街のアーケードの下で技術を競いました。
2m四方の枠の中で何秒立っていられるかを競います。

上位4校に選ばれての討論バトルは道路交通法を順守させるにはどんな取り組みがよいかを提案するというのがお題だったそうです。白馬高生からは幼児期からの講習の取り組みなんかを提案して議論が盛り上がったそうです。

表彰状と副賞を受け取る白馬高生。

この大会は今年3回目で初めて県外の高校に募集をかけて開催されましたが、県外から応募したのが、白馬高校だけでした。

この大会の目的は
「高校生がサイクリングを通じて地域の自然環境や文化への理解を深め、地域の魅力を発見・発信できる人材となるよう育成し、サイクリングの普及拡大を図る。」
となっています。
今回をきっかけに、来年からは全国のもっと多くの高校生が集い、レベルの高い熱戦が繰り広げられるといいですね。

また、白馬からこれに参加したことを機会に、環境と安全に配慮した、健全な白馬のサイクルツーリズムの一層の高まりを期待します。

お疲れさまでした。