開店準備/什器準備と紫外線対策
こんにちは、泊です。
更新がずいぶん滞っていましたが、オープンを目指して進めています。そして、更新できていない間にいろんな嬉しいこともありました。
そのうちの一つが、娘の通う保育園でヤギを飼うことになり、少しばかりですが、お手伝いさせてもらったヤギ小屋が無事に完成したことです。
本屋の準備をする中で友人が手伝いに来てくれては本当に良くしてくれて。その、恩送りの気持ちでヤギ小屋に関わらせてもらいました。ケガをする前のように何でもできる訳ではないですが、それでもお役に立てたことが嬉しく、人との関わり合いを持てることは自分たちにとって、生きていく楽しみの一つだと改めて感じることにもなりました。
本屋の方はというと、古道具屋さんで出会ったいくつかの本棚とテーブルが5月にやってきて、本屋の雰囲気が一気に出ました。
それからは、本を置くための準備をしています。
店内は四方、窓ガラスに囲まれているため、いい光が入るのですが、本屋としては日焼けが心配、なので本が焼けないよう、紫外線防止のシールを貼っていきました。
試し貼りをしてくれたりえこちゃん、上手くいったので、続きを貼りに来てくれた横畑くん夫妻ありがとう〜!
お手製の本棚は大工仕事が得意なライブハウスBlue Bluesのオーナーおっくん、かめちゃんが、朝から夕方遅くまで、一日かけてやってくれました。2人のセンスが滲み出た本棚に加えて、L字フックを使った本棚!ありがとう〜!
そして、ここに来て気づいたことは、紫外線防止シールを貼ったとて、ガラスが光を通すので、並べた本を見るには、逆光で見づらいということ。。。!
お客さんの快適さを考えると、本棚の後ろは壁が好ましいと気付きました。
ここから、どうやって窓を埋めるかに四苦八苦。
結局、最終的にはペンキを塗ったコンパネをはめ込むことになりました。
ペンキに至るまでには、できるだけ建物の素材と同質に仕上げたい!ということで、珪藻土と迷いましたが、漆喰が好きなので、環境負荷の少ない段ボール漆喰を作ってコンパネに塗っていきました。
段ボール漆喰の色味は、一般的な漆喰より少しグレーより。お店は昭和初期〜中期からの建物だから、経年劣化からなのか、材質なのか、漆喰の色味がグレーより。近しい色味になることを祈りながら、作っていきました。
まずは、コンパネに、こんにゃく糊を塗ります。上から塗っていく漆喰に板の成分が染み出てこないようにするためです。
このときに、下地としての寒冷紗を貼ります。初回は省きましたが、漆喰が見事に剥がれたため、2回目は貼りました。
それから、漆喰作り。
段ボールと水をミキサーにかけます。
そこに、消石灰と水を加えて混ぜていきます。板に張り付いてくれそうな粘り具合になるまで、様子をみながら、消石灰を足していきました。
コンパネ2枚分の段ボール漆喰のレシピはこんな感じ。
・ミキサー3/2の段ボール
・ミキサー1/2〜3/5の水
・消石灰 柄杓6杯くらい
・水 お風呂の桶2-3杯
段ボールを使う場合、貼ってある宛名シール等は剥がしておきます。混入していると、漆喰を塗っていくときに浮き出てきてしまいました。
そして、先程の下地を塗ったコンパネに漆喰を塗っていきます。
職人のようにはなかなかいかず。
わたしが塗ると、テクスチャ感、立体感、強め。
夫は器用に、いい感じ。
この分量でA0程度の大きさ2枚分の漆喰ボードが完成!
絵のようで、なんとも楽しい仕上がりになりました。しかし、翌日、漆喰には板のアクが滲み出てきて、さらに、漆喰が浮いて剥がれてきている姿を目にすることに。。
仕方なく、剥がして、やり直し。
おそらく下地としての寒冷紗を入れなかったために接着が難しかったんだろうと考えて、今度はこんにゃくノリを多めに3,4回塗った上で寒冷紗を貼り、今度こそと下地づくりをし直します。
この漆喰作業、私たちには大変だったので吾郷さん夫妻が助けに来てくれました。ありがとうー!
しかしその数日後、この漆喰も剥がれてしまいました。
はじめに作ったコンニャク糊の部分は上手くいっているけど、作り足した部分が浮いてきていることから、7月に入り、気温が上がったことでコンニャク糊が好ましい粘稠度で作れなかったことが原因かと思われます。
まだゆるいからと、少しおいておくと、発酵してしまい。。仕方ないから少しゆるくても塗ってしまおう、と緩めのコンニャク糊を使ったことが失敗でした。
そんなこんなの四苦八苦を経て、段ボール漆喰は諦め、最終的に白ペンキで塗ったコンパネを窓にはめました。
光が十分遮断できたことで、安心して本を並べられそうで、なによりです。
あとはブラインドの取り付けと、残りの紫外線防止シール貼り。
これが終われば、いよいよ、掃除をして、本を並べていきます!!
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