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夢のバトンは受け渡された

7月19日にセカンドアルバムが発売予定のOWVから、1曲目と2曲目が先行公開されました。

Here & Now

Gamer


いやもう、どっちも最高



Here & Now が長く応援しているファンにとってどういう意味合いがあるのかについては、素敵なnoteがすでにあるのでぜひそちらをご覧ください。

で、箱推しちゃんはこの2曲がどういう楽曲なのかについて語りたいと思います。

2021年にライブで初披露されたHere & Now


リリースこそ2023年7月ですが、実は2021年11月に開催されたOWV 初のツアー、Chaserの大阪公演を最初に、以降And I、Strangeツアー、CASINOツアーとライブの定番曲として披露されてきた曲です。

全容はわからないながらも前向きな歌詞でファンの間でも人気が高い一曲で、長らくリリースが待たれていました。

で、7月6日に先行公開され、各歌詞サイトでも歌詞が閲覧できるようになりました。

ご覧の通り、夢を叶える道筋も楽しもうというポジティブソングです。

ですが、OWVのこれまでの来歴を考えるとそれだけの内容ではありません。

OWVのこれまでについては過去の記事でも言及しています。

彼らは元々オーディションに合格しないながらもその後吉本興業からデビューしています。

デビューできた理由としては彼らの実力や熱意、人柄の部分が大きいと思います。一方で商売ですから、市場がないなら吉本も投資しようとも思わないはず。

彼らのデビューを後押ししたのは、間違いなく当時のファンが、彼らを信じて応援し続けたことがあったと思います。

彼らが夢見た世界にはファンの姿があったでしょうし、実際そのファンのおかげで彼らの夢が叶っているわけです。

それが歌詞冒頭で綴られる「You were the dream I’ve been chasing」なんだと思います。

つまりこの曲は彼らの夢を叶えてくれた当時のファンへの謝意から始まるわけですね。

そして続く歌詞がこちら。

「It’s here and now
We’ll make it known OWV taking over」

今ここから、OWVが引き継ぐと宣言しているわけです。

OWVが、今後はみんなの夢の実現を後押しするよ、かつて君たちがそうしてくれたように。

その導入部を経て続く歌詞を読んでみるとオーディションに落ちても諦めずにもがき続けて来た日々や、走り続けた傍らにいつもファンが寄り添っていた情景が鮮やかに浮かんできます。

そして続く2番ではデビューしてようやく出会えたファンの笑顔がどれだけ嬉しかったか綴られています。

サビではファンのために世界を捧げるとまで言ってくれているわけです。

がー!!!

お前らもう結婚しちゃえー!!!

箱推しちゃん、気づいた時は頭の中でモーニング娘。のHappy Summer Weddingが流れました。

こんなにアイドルとファンが両思いなの、めちゃくちゃ素敵じゃないですか?もう最高のハッピーエンドです。ここで物語終わろう!エンドロール流して撤収してビール飲みに行こ!

が、現実はハッピーエンドの後も続くわけです。

現実世界においてはハッピーエンドの後こそが大変だったりする


童話だと2人は結婚していつまでも末永く幸せに暮らしました、で終わりますが、仮にそれが30歳で80まで生きたとしたら50年あるわけです。

そんなの何事も起きないわけがない。

子どもが夜中に40度出したり、働く会社の経営が傾いたりすることもあると思います(急に現実だな)

そういう苦労を時にはお互い罵倒しながら、お互い手を取り合いながら過ごしていくことが「末永く幸せ」だったりするわけです。

芸能生活だって同じです。

デビューが如何に華々しくても、その後成長し続けることがどれだけ大変か。

ライバルだって次々デビューしますし、市場だってどんどん変わる。

現場維持できればいい方で、実際には多くのグループが休止や解散に追い込まれている。

その中で歯を食いしばって一歩でも前に進み続ける。そういう苦しい時間というのも当然あると思います。それが継続するということです。

どれだけ困難な道でも自分を信じて突き進むことを歌うGamer


セカンドアルバムではまるでエンディングテーマのようなHere &Nowを一曲目に配置しています。

これは箱推しちゃんの推測なのですが、Here & NowまでがOWVという物語の第一期、デビューしてファンに会えるまでを描いているんだと思います。

その第一期のエンディングテーマをファーストアルバムには入れずにライブでのみ見せ、セカンドアルバムの一曲目に入れることで、第二期OWVへの繋がりをシームレスに表現しているのだと思います。

その第二期OWVの一曲目のGamerが表現しているのは、夢が叶った後の現実の世界に立つOWVの姿です。

「雑音だらけの世界」
「noisy, busy, crazy, 喧騒」

こうした言葉から想起されるのは、一筋縄ではいかない現実の難しさです。きっと綺麗なだけの世界ではなかっただろうし、時には味方と信じた人から鋭利な言葉を投げつけられることもあるのでしょう。

そういう現実に対してOWVの姿勢はこうです。

「成功だとか失敗だとかI don’t care what people think」
「失うことを恐れたら何も得られないさ」
「運命を変えていけ」
「誰が何度無理だと言おうと」
「狙ったPrize 逃さない絶対」

成功や失敗の定義は自分で決めるし外野が何と言おうと自分の定めたゴールはぶらさないって言ってるわけです。

しかもそれをギャンブルに見立ててロックに決めてくる。やることがオシャレだなと思います。

これを一年半前に作られたHere & Nowの直後に歌うことで、ハッピーエンドのその先を力強く歩いて来た彼らの軌跡がわかるようになってるわけです。

ファンから夢の後押しを引き継いだ彼らは、強い背中を見せることで続く誰かを励まそうとしているんだと思います。

箱推しちゃんは先行配信でこの二曲を聞いた時、シンプルにかっこいいなと思いましたし、あまりにもOWVらしくてさすがだなとも思いました。

こうしたこれまでの流れを現す二曲から続くのが、今のOWVが出せる最高の表現であり、誰かが夢を追うことへのエールなんだと思うと今から7月19日のアルバムリリースが楽しみでなりません。

第二期のOWVも精一杯応援していこうと思います。

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