疲れた時は休んでもいい。むしろ休め。だが、休むことになった原因は、正しく認識しておこう

見落としやすいことがある。
忘れてしまいやすいことがある。

でも、それを続けてしまうと、人間の体は、壊れてしまう。
なので、これを書く。


・人間は、何かをすると、しただけ疲れる

勉強。
労働。
わかりやすい「疲れる」をイメージできるのは、
そうしたものだろうか。
「やりたくないけどやること」は、確かに疲れを感じやすくなる。

ただ、その印象で薄れやすくなってしまっているが、
人間は「楽しい」「面白い」「やりたいこと」をやっても、
やっただけ、疲れる生き物である。
そして、プラスの印象で頭の中が誤魔化され、
疲れを疲れだと認識しないバグを起こすことがある。

場合によっては、そこで意識のすれ違いがうまれて、
対人間でトラブルに発展することもある。
あなたはあなた、他者は他者だ。
コピーでもクローンでもない、別個の存在なのだ。
まったく同じ結果や反応は、出ない方が当たり前だ。


あと、他人の意見に触れても、人は疲れる。
「他人の意見に触れる」という動きは、
実は自発的で能動的な行動だ。
ぶっちゃけこの記事を読んでも疲れるからな!

「SNSのタイムラインをただ見ているだけ」なのに、
すごく疲れた、ということはないだろうか。

処理をする脳としては、ここが
「自分から情報を受け取りに行ってる」
という判定になる。

受け取る情報ひとつにつき、
行動ひとつ分のエネルギー消費カウント。
……そりゃ疲れる、ともなるのではないだろうか。

さらにそこで触発されて何かを考えたとする。
ここでもう「疲れる」カウント二度目の発動である。
「考える」は行動である。つまり、疲れる。

ひとつひとつ分解してみると、
原理はとても簡単で、何かをやればやっただけ、疲れる。

疲れがたまった結果として、消耗というデバフがかかる、のである。
それに伴って、心身に異常が表面化してきたり、
自覚なくダメージを受け続ける、などが引き起こされる。
休め。


・じゅうぶんな回復はしているだろうか

体に必要なだけ寝たか。
食事をしたか。
考えること、作業を一時停止させたか。
必要なら薬を飲んだりしたか。

消耗に回復が追い付かない状態は、
回復している、とは、とても言えないヤツだ。
役割分担があるような世界とかだと、
ヒーラーに叱られる類の状態ではなかろうか。

(未熟すぎるヒーラーが勝手についてきた挙げ句そっちがコントロールをミスしてこっちがやられたのに責めてくるならそれは蹴っていいが別の話だ)

例外はあるけども、基本的に特殊なものだ。
「本人が予想してない外的要因でトラウマが再発」とか。

自分でやれる回復をやった上で駄目だとなったら、
素直に退却した方が、自分自身のためではある。
大体のことは、リトライもできるから。
しっかりと立て直せてから、でいい。


・無意識に搾取されていないか

無意識なのが問題、ではあるが。
他者のために何かをするという行動は、とても疲れる。
他人の分のコストも、やる方が背負うからだ。

そして、対価はなくていいとか廉価とかしていると、
今度は「それに見合った扱いをしてくるモノ」が寄ってくるようになる。

「自分が何かしらのコストを支払う必要がない相手を無意識に粗末にする人」
という要警戒概念があるのだが、
そっち方面に無意識にアピってることになってしまう。
そいつらは、やられる側の行動原理が善意であるなら、
それを盾にとって過剰な要求をしてくることもある。
攻撃される、余分なストレスに晒されることで、消耗が増える。
大体、やる方もやられる方も無意識だから、タチが悪い現象である。
やる方が意図的だったら殴っていいんだけど。

……これは箱もたまにやらかしていた(無償労働してた)ので、
今後気を付けたい、としているところ。




「いいことをしている人なのに周囲が劣悪で本人辛そう」
になっているのは、そこを嗅ぎ付けられたからかもしれない。
「積極的に疲れることを自分でしまくる」状態に加え、
エナバンの多頭飼いを成立させているとかも、見たことがある。
相当な地獄絵図だと思う。
はよ逃げて。

……気付くのも行動するのもその人だけど。

忠告とかそのへんは、してあげてもいいんでないかな。

あなたのひと押しが箱を少し長く生かします。たぶん。 活動が長続きすれば、話せるものも増えるかな。 まあ、お好きなように。強制はしませんよ。