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読書会 2024.3.2 課題作:東京都同情塔

2月開催しなかったので、久しぶりの読書会。
お客様の持ち込み企画で芥川賞受賞作「東京都同情塔」を課題本に読書会を開催しました。
今回、10名定員というちょっと大人数で募集をかけて9名の予約いただきました。2名当日キャンセルになったので、7名で開催しました。


【課題本:東京都同情塔/九段理江】


普段、直木賞・芥川賞の受賞作はちょっと時間をおいてから読むことにしているので、このタイミングの読書会で、自分では選ばなさそうな本。
ですが、やるとしたら今だろうという本。
というわけで、持ち込み企画にのってみました。
普段、少人数でやっているので、今回大人数でちょっと緊張していたのですが、何とか開催できました。


よくわからなかった。という感想もありつつ、途中美について語りつつ、「シンパシータワートーキョー」の「シンパシー」を「同情」と日本語にするのはずれてる気がするという話もしつつ。
あんまり詳しく書いちゃうとネタバレになりそうなのですが、興味深く聞いていました。

純文学ぽくない。っていう意見もあったのですが。
自分は普段読まないジャンルだからどういうのが「純文学」なのかぼんやりしているのですが。芸術性が高い小説…ってことですよね。
一見大衆娯楽文学のような形をとっているのに、芸術だから居心地悪く感じるのかなぁ…。
トリエンナーレとかの現代美術展を見て「全然ぴんと来ない」って思うのと同じ感覚かな?
芸術って、文学の世界でも、わかりやすく圧倒的とか感動的とか美しいってものじゃないってことなんだなぁ。

全然関係ないのですが、皆さん、ずっと登場人物の名前をフルネーム呼び捨てで呼んでるのが面白かったです。

時々どっと笑っている場面もあり、それなりに楽しく過ごしてもらえたのかな。Tさん、丸投げしちゃってごめんなさい。ありがとうございました。


次回:テーマの読書会 テーマ:別れ
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