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Potion Craftをプレイしました

Steamで早期アクセス中の錬金術師シミュレーター、Potion Craftをプレイしました。早期アクセス中ではありますが、現時点でも十分楽しめる内容となっていると思います。私のプレイ時間は現時点では6時間ほどで、体感ではまだ序盤といったところでのご紹介。

錬金術といっても、義手の兄と全身鎧の弟がバトルを繰り広げるアレのようなものではなく、タイトルにあるように様々な材料を調合してポーションを作る事が目的のゲームです。そして、その調合という作業がこのゲームの肝であり、単純に材料を選んで組み合わせて「作成」ボタンを押したら出来上がりといったものではありません。

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このゲームのメイン画面とも言える、ポーション調合部屋はこのような画面構成になっています。ここで材料を選び、乳鉢と乳棒ですり潰して大鍋に入れ、丁寧にかき混ぜ、時には基剤となる液体で薄めたりしつつ、最後にふいごで大鍋の中身を沸かしてポーションの完成となります。一連の作業が全て手動(マウスのドラッグ操作など)で行われるため、作業している感がとてもあります。
画面の中央に表示されているのは錬金術マップで、ポーションの調合はこのマップを探索するという形をとっています。スタート地点はマップの中央、作りたいポーションが存在するのがゴール地点というイメージで、大鍋に投入する材料は移動経路、大鍋の混ぜ具合が移動距離に対応します。
最初は錬金術マップの大部分は霧がかかったようになっていて見えませんが、調合の過程でその霧を晴らし、新しい効能のポーションを探すというのも必要な作業となっています。また、マップのあちこちには侵入してはいけない部分もあり、そういった部分に触れすぎると調合失敗となってしまいます。
作成したポーションのレシピ(どの材料をいくつ使い、どのような操作をしたか)は保存することもでき、保存しておけば次からは必要な材料さえ所持していれば調合作業をスキップして完成したポーションを手に入れることができます。ただし保存できる数には限りがあるため、取捨選択の必要があります。レシピの保存はポーション完成時にしかできませんが、レシピの削除はいつでもできます。
また、ポーションの瓶の形状やラベルのデザインなどを自由に指定することができ、ポーションの名前や説明文なども自分で決めることができます。これ自体が何か効果を及ぼすというわけではなさそうですが、ロールプレイ的な遊びとしてはなかなか自由度が高く面白いと思います。

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ポーションを調合して終わりではなく、調合の傍らで営業をしている店に訪れる人々にポーションを販売し、お金を手に入れることができます。反対に、調合に必要な材料を売ってくれる人が訪ねてくることもあるため、そういった人々から材料の購入もできます。
ポーションを欲している客の要望を聞き、適切なポーションを販売するわけですが、要望の内容は人によってまちまちで、直接的にどのポーションが欲しいのか分かるような内容の客もいれば、○○に役立つポーションが欲しいといった感じでこちらが適切なポーションを推測しなければならないパターンもあります。これだと思ったポーションを客に見せ、適切なポーションであれば販売あるいは値段交渉を行うことができますが、不適切なポーションを見せた場合は販売することはできません。また、何度も間違え続けると客は何も購入せずに帰ってしまい、店の評判も低下してしまいます。
客への対応として、あえてポーションを売らないという選択肢もあります。この場合当然店の評判は低下してしまいますが、訪れてくる客の中には善人も悪人もいます。つまり、悪巧みのために毒薬などを買いに来る客もいるというわけです。そういった客に対してポーションを売る・売らないの判断もプレイヤーに委ねられるため、ロールプレイ的に自由に振る舞うことができます。

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店の裏手には庭があり、毎日ランダムに調合材料を採集することができます。ただしこれだけでは日々訪れる客の要望に全て応えることは困難であり、前述した商人からも材料を購入することになるでしょう。

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ゲームを進めていくと、地下の研究室でより大掛かりな錬金術を行えるようになります。研究室では、調合部屋で複数のポーションを調合し、研究室の装置の適切な場所にポーションを投入することで様々な物質を生成することができるようです。最終的には賢者の石を作り出すことが目的かもしれません。

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全ての客への対応を終え、やりたいことが済んだら2階の寝室で1日を終えます。次の日になると庭に新たな調合素材が育ち、新たな客が訪れます。そうやって毎日を過ごし、錬金術マップの探索を進め、お金を稼ぎ、研究室での研究を進めていくこととなります。

スクリーンショットからも分かるかと思いますが、古い書物のような特徴的なグラフィックと、落ち着いた雰囲気のBGMでのんびりじっくりと遊べるゲームになっています。大まかなマイルストーンのような目標は設定されていますが、何をするのかはプレイヤーの自由となっています。

類似のゲームが思いつかないのでどうおすすめしたものかという感じなのですが、ストアのPVを見て興味が湧いたのであればイメージ通りの体験ができると思います。

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