苦手な場所

用事がなくても本屋に行くと、１時間は簡単につぶせるレベルで本が好きだ。

実用書から小説、参考書まで知らない事が書いてある本は大抵のジャンルで読めると思う。

ただ、そんな本好き、というか本屋好きでも駅ビルに入っている本屋がなんとなく苦手だ。

具体的に言うと首都圏で展開しているアトレの本屋である。

駅ビルに入っていれば集合場所にも使いやすいので、待ち合わせをする時はとく本屋の前を待ち合わせ場所にしていた。

相手が遅れても一切気にしなくて済む上に、集まった後、そのまま一緒に本を見たりできる。

別に駅ビルに入っている施設は本屋だけじゃなくてアパレルだったり、雑貨だったり、他にもあるけど、その中で本屋だけが苦手になってしまった。

多分、それは集合場所として使用頻度が高かった上に、自分も好きな場所だったからだと思う。

別に、なにか駅ビルの本屋で気まずい出来事があったわけじゃないけど、駅ビルの本屋の前を通ると、当時の事を色々と思い出してしまうので、なんとなく通らなくなってしまった。

人間、ある程度の年齢になれば、苦手な場所くらいできてくるし、その１つにセンチメンタルな理由があっても仕方ないと思う。