💊汗腺トレーニングとホルモン療法
お盆明けの病院。定期検診。空いてる。
待合所のテレビは無音の高校野球だ。
夏は血管が太くなるから採血が一度でキマる。
腕の関節の内側がかゆみとかぶれで赤くなっていて、ようやく治ったところだった。採血に支障が無くて良かった。
7月初め頃から汗腺トレーニングを始めた。汗をほとんどかかないので熱が体内にこもるようになり、熱中症が心配になったからだ。
40度の湯船に15分浸かるという、家でも簡単にできるものを1週間ほど続けると、お風呂上がりに上半身だけだけど汗をかくようになった。
すぐに冷やして汗を止めるのではなく、しばらく汗を流す。濡れたタオルでこまめに汗を拭く。
ひと月ほど続けると暑い日にはちゃんと汗をかくようになった。それと同時に首回り、腕の関節の内側などに汗疹が出始めた。その後手足にも発疹が、、、
とりあえずお風呂はシャワーに変えて、痒いところには掻く前に痒み止めの軟膏を塗り、酷いところにはステロイドを塗った。
最近ようやく落ち着いたところだ。汗腺はまだちゃんと機能している。やれやれ。
夏のうちは週に一度だけ湯船に入ることにした。
今までのホルモン療法の副作用のホットフラッシュは全然ホットフラッシュのうちに入っていなかったようで、汗腺が開いた後はなかなかすごい汗のかきっぷりだ。メイクなんてやっても意味ないかも。
それでも体内に熱がこもるよりは健康的な気がしている。
話は少し変わって、「ホルモン療法」には『抑制』と『促進』の2種類がある。
『抑制』は乳がんや子宮体がんなどの増殖を防ぐため女性ホルモンを減らし、『促進』は更年期障害の症状を軽くするため女性ホルモンを増やす。
『促進』の場合は「ホルモン補充療法」ともいう。
私は『抑制』のためリュープリン注射と、レトロゾールを服薬している。
このレトロゾールという薬は女性ホルモンを抑える薬だ。けれど不妊治療にも同じ薬が処方されている。
不妊治療の場合は排卵のタイミングに合わせて単発で飲むことによって、「女性ホルモン足りなくない?」と勘違いさせて分泌量を増やすことができるらしい。
私のようにがっつり女性ホルモンを減らさなくてはならない場合は、毎日飲み続ければちゃんと減っていく。
ちなみにレトロゾールはドーピング検査で引っかかるらしい。男性ホルモンのテストステロンを上昇させるとか、、、
うーん、ホルモンっていまいちよくわからない。「ホルモンバランス」ってよく聞くけど、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスじゃないんだね。知らなかった。
そもそも女性ホルモンは男性ホルモンから作られるっていうし。
それぞれに年齢別基準値があるらしい。それが男性ホルモン、女性ホルモン共にバランス良く分泌されているかどうかってことか。
それぞれに長所と短所があるから、バランスが大切なのかな。
もう一つちなみに、腕の関節の内側のとこは「肘窩(ちゅうか)」っていうらしい。でも「肘窩、痒くなるよね〜」とか言っても伝わらないよね。そもそも「ちゅうか」って漢字パッと出てこなかったし。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?