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嵐にしやがれ最終回を見て

昨夜、一通りの家事を終えてソファに座ると嵐にしやがれの最終回をやっていた。既に終盤で5人が浴衣で話をしていた。

松潤が「カウントダウンが始まってからどんな気持ちだったか」とみんなに尋ねていて、自分から話始めようとすると相葉くんが咳き込んでしまい、話がうやむやになってしまった。ニノは頑なに「語らない!」と繰り返していた。松潤が「日によって気持ちが変わる」と話すとリーダーが同意していた。

松潤は話したくて伝えたくて自分から話を振ったんだろうな。相葉くんは顔がこわばっていたから、その話題で気持ちが揺れるのが嫌で拒否反応として咳が出たのかな。ニノは気持ちを言葉にすると何を言っても何か違う気がして、それが放送されて残るのが嫌で語らないことを決めたのかな。リーダーはいつも今を生きていて、その時々の気持ちを素直に感じているのだろうな。櫻井くんは本音の上澄みの部分をすくって言葉を選んで、嘘ではないけど感情にのまれないよう、一歩引いて自分やみんなを見ているんだろうな。

そんなふうに思いながら5人の様子を見ていた。

そしてふと、かつて自分も、聞いて欲しくて話を振ったり、感情が揺れるのが怖くて逃げ出したり、上手く言葉に出来なくて話すことをやめたり、本音を言っているように見せて本心を隠していたりしたことがあったな、と思った。

私は彼らの些細な仕草や表情で彼らの気持ちを想像したけれど、おそらく全く違っているだろう。自分が経験した感情をただ重ねただけだ。彼らの気持ちがわかったような気がしただけだ。

最近よく聞くHSPの診断テストをやってみると8割ほど当てはまる。人の気持ちがわかるという。しかし相手が今微かにイラッとしたとか、傷ついたとかはわかるけれど、その理由はきっと本人にしかわからない。HSPはそんな魔法のような能力のことではない。少し自惚れていたようだ。

嵐の5人がどうして活動を休止するのか、今どんな思いでいるのかは全くわからないけれど、彼らが私に見せてくれたいろいろな物は、いつでも明るく楽しい気持ちにさせてくれた。これは私の気持ちだから確かだ。

個人的には大野くんが魚釣りをしたりキャンプをしたりして、本当に楽しそうに過ごしているのを見ると私は心から幸せな気持ちになる。それだけで活動休止の十分な理由なんじゃないかな。私もそんなふうになれる何かに出会いたい。



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