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おすすめ度★★★「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる 」美少女と読むビジネス本!

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おすすめ度 ★★★

「白いネコは何を教えてくれた?」が面白かったから、筆者の他作品も読んでみたよ。
この本も凄く面白いからぜひ読んで欲しいな

今日は佐藤義典氏の「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる 」について話したいと思う。

まずは、この本をボクなりにまとめると以下のようになるかな。

「マーケティングにおいては、”誰に””どんな価値を””どう届けるか”を決め、”他社からではなく、自社から買う理由”を構築することが重要」

〜以下詳細〜

本書では飲食店を舞台にした物語形式でマーケティング理論について解説しているよ。
物語部分も面白いし、理論との絡め方も上手だよ。

ビジネス本として見た場合、本書ではマーケティングに必要な内容として、5つの重要理論と2つのキーワードを教えてくれるよ。

✓5つの重要理論

①ベネフィット
・お客様がその商品を”いつ””どこで””どのような状況”(TPO)で使用するかを考える
・使用前後でお客様の気持がどのように変わるかを考える

②セグメンテーションとターゲット
・自分の商品を買ってくれるのは”誰か”を考える
・ターゲットは”同じニーズを持っている層”で考える

③強み・差別化
・お客様が、競合ではなく自社を選ぶ理由を作る
・差別化の要素は”手軽軸””商品軸””密着軸”のどれかになる

④4P
・価値をお客様に届ける施策を4P(商品、価格、チャネル、プロモーション)の枠組みで考える

⑤思い
・お客様にどう貢献したいかを明確化し、強く意識する


✓2つのキーワード

①一貫性
・5つの重要理論に一貫性をもたせる
※商品軸で差別化するのに、価格競争をしてはいけないなど

②具体性
・5つの重要理論で決めたものが具体的でピンとくるかを確かめる
※「楽しい気分になりたい人」では、絞り込みができないなど


この本を読んでほしい人

・実践できるマーケティング手法を学びたい人

なぜ読んで欲しいか

・感覚的に腹落ちし、使いやすいマーケティング理論を学べるため


100文字で要約

・競合の定義を商品ではなく、お客様のニーズを叶えるもの全てでとらえよう
・他者にはない、自社から買ってもらえる強みを築こう
・強みに合わせて、商品の価値提供の仕組みを作ろう
・部分最適ではなく、全体最適で仕組みを設計しよう

「白い猫は何をくれた?」の解説記事はこちら
https://note.com/hakone/n/n5234b1697824

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