おすすめ度★★★「白いネコは何をくれた？」美少女と読むビジネス本！

おすすめ度★★★
企画・マーケティングにも自己分析にも使える一冊だよ。

今日は佐藤義典氏の「白いネコは何をくれた？」について話したいと思う。
この本をボクなりにまとめると以下の感じかな。

「戦略フレームワークBASiCSを駆使して、ビジネスも自分の人生も成功させよう！」

この本では、著者の佐藤義典氏が考えた戦略フレームワーク「BASiCS」をストーリー仕立てで説明するというシナリオになっているよ。

BASiCSは下記の英単語の頭文字からきた造語だね。
Battle field：どこでと戦うか？
Asset：他社より優れる資産を持っているか？
Strength：どんな強みを持っているか？
I：語呂合わせのため、特に意味無し
Customer：誰に価値を届けたいか？
Selling message：どのように伝えるか？

このフレームワークは、企業の分析でも自分の分析でも使えるようになっているよ！

企業軸の場合
Battle field
・自社の提供する価値は何か？(市場定義)
・競合を何とするか？(競合定義)

Asset
・ハード面で持っている資産は何か？(資金や店舗など)
・ソフト面で持っている資産は何か？(人材やノウハウなど)

Strength
・持っている資産から、他社と比べてどのような強みを導き出せる

Customer
・ターゲットとなる顧客をどう定義するか？(セグメンテーション、ターゲティング)

Selling message
・どのようにして、顧客に自分の強みを伝えるか？

自分軸の場合
Battle field
・どんな市場で活動したいか？
・その市場の中の競争相手は誰か？

Asset
・自分が今までやってきたことは何か？

Strength
・今までやってきたことを活かして、競争相手にどう勝つか？

Customer
・誰に評価してもらいたいか？

Selling message
・どのようにして、相手に自分の強みを伝えるか？

この本を読んで欲しい人
・企画、マーケティング職
・就活、転職活動中の人

なぜ読んで欲しいか
・市場定義から４Pまでの流れをストーリー形式で分かりやすく理解できるため。
・自分をどう売り込むかを考える枠組みを知れるため。

100文字で要約
・ビジネスでも自分の人生であっても、「どこで」「誰と」戦うのかを明確にしよう
・一見弱みに見えても、自分なりの強みとできる資産があるはず
・持っている強みを最も喜んでもらえる人に対して、価値を伝えられるよう工夫しよう