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カレンダー通りの年末年始

カレンダーの赤い日も、大型連休なんて言葉も、
24時間365日の職場環境で働いている(シフト勤務者)者にとっては
今日何の日だった?という感覚でしかない。
働き始めてからほぼほぼ、初日の出は職場で拝み、年末特番もそこそこに
睡眠確保していた。
高校時代から部活三昧で、日祝もなかったこともあり、あまり祝日に対する
こだわりがないのは今に始まったことではないが。

それでも、子供の頃のように、みんなでおせち食べて、初詣行って、年賀状届くのを待って…というものへの憧れはある。
現実では、大型連休や年末年始は一番やっかいで、病院は開いてないから
対応に四苦八苦するし、スタッフもなぜか休日体制で少なくなるのに
検査がないだけでやることは同じ=忙しい。
タイミングはカレンダーからずれてもいいから、大型連休とりたいよね~
と言う願いも、職場が白いか黒いかで叶わぬ夢となる。

そんな私が、去年は年末からお正月にかけて、5連休もいただけた。
なんてことない、コロナ感染したためで。
高熱はなかったが、どこに行けるわけでもなく、
物資も届かないから、あるもので細々やりくりしていたもの悲しい連休。
でもでも、大晦日も、正月も休みなんて!
行く年来る年を見ながら、好きな時間に寝て、朝寝坊してもいいんだな。
…実際はそこまでの元気はなく、不健康な寝正月に終わった。
でも、なんだか、周囲と同じになれた感覚が、嬉しかった。

さて、今年は。
来月4日からが初出勤で12月はフル休日。
そう、体調も良く、万全の体制で年末年始がお休みだ。
といっても、実家に帰って雪かきや入浴介助はあったりするのだけど、
こんな自由な時間を過ごせるなんて、お年玉をもらったみたい。

と一瞬ワクワクしたが、ちょっと待てよと冷静になると。
もうそんなに色々食べられるほど胃も大きくなく、ガバガバ飲めるけど翌日が辛くなってきたし、そもそも、相手は親しかいない。
番組欄を見てもさほど心引かれず(最近テレビ離れしている)、
帰省したら会う友達もいない。
初詣も、自分で雪かきしなきゃたどり着けない神社しかなく、
当たり前だが、実家に私宛の年賀状は届かない。

あら、なんか、仕事をしていたときの方が、おめでとうと言う機会
多かったんじゃない?
なるほど、それはそれで、季節感があったんだな。
立ち位置を変えて物事を見て、気がつくこともある。
今度又、年末年始に働いたとしても、楽しめる自分を確保した。

よーし、それなら今年は、毎年帰れずできなかった、親孝行強化目標の
年末年始にしてみましょうか。
適度に手伝い、適度にこき使い、脳細胞の活性化を促しつつ、
たくさん笑わせて、ちょっと疲れていただき、
もうしばらく来なくていいよーと思っていただける、そんなお正月を迎える予定だ。

#年末の過ごし方

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