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予定通りに進むとは限らない

『試合をやるからには勝つ!』こう考えるのは当然です。もちろん、勝ち負け以外に大切なことはたくさんありますが、『勝つ』ことを意識することはとても大切です。

では、どうやったら『勝つ』確率が高くなるのか。それは、しっかり準備をすることです。試合当日に最大のパフォーマンスを発揮できるよう、きちんと準備すること。これが何より大切です。

準備ができていると、それは自信にも繋がります。『これだけやってきたから大丈夫!』そんな自信が、自然と身体の中から湧いてきます。

しかし、スポーツはそんなに甘くありません。きちんと準備をして、自信に満ち溢れて試合に臨んでも負けてしまうときがあります。その最大の敗因は【想定外の事態】に陥ることです。(完全にフィジカルやスキルが足りていないというのは論外です。鍛えましょう!)

いくら万全に準備をしていても、【想定外の事態】に陥ると最大の力を発揮することができません。

たとえば「スパイクを片方忘れた」「チームメイトが試合当日に怪我した」「相手が見たことないプレーをやってきた」「格下に先制点を許した」など、考えられることはいくらでもあります。

この【想定外の事態】に動揺し、平常心でいられなくなると負けてしまうのです。本当に強いチーム(選手)は、【想定外の事態】に遭遇しても負けることはありません。それはなぜか。

理由は簡単です。あらかじめ

【想定外を想定】しているから

です。勘違いしてはいけないのは、ネガティブに考えることです。(○○ができなかったらどうしよう など)

まずはきちんと準備をして、最大のパフォーマンスが発揮できる状態まで作り上げます。その準備をしたうえで、『もし○○だったらどうしよう。そのときは△△しよう!』と想定外を想定し、対応方法まで考えておくことが大切です。

(想定外の事態に陥る場合)『終始試合を有利に進めて自分たちのプレーを貫こう』⇒アンラッキーが重なり、相手に先制点を許してしまう⇒終始試合を有利に進める予定だったので、動揺が走り焦り本来のプレーができなくなる⇒敗北

(想定外を想定している場合)『終始試合を有利に進めて自分たちのプレーを貫こう。もし相手にペースを奪われてもやることは変わらず、自分たちのプレーを貫こう』⇒アンラッキーが重なり、相手に先制点を許してしまう⇒相手に先制点を取られることも想定済み。焦ることなく普段通り、自分たちのプレーを貫く⇒勝利

いかがでしょうか?物事をポジティブに捉えることは大切です。そうかといって、何でもかんでもポジティブに捉えるのは良くありません。最大のパフォーマンスを発揮している姿をイメージしつつ、上手くはいかないときの対応方法まで考えておく。そうすることで、想定外の事態に遭遇しても、動揺することなく最大のパフォーマンスを発揮することができます。

全アスリートが最大の力を発揮する世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑

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