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有志によるオンラインのプロジェクトに参加したら、ブランクからの復職準備に最適なことを発見した件

ひょんなことから、こんなプロジェクトに携わっていました。


これがとてもエキサイティングな経験でしたので、記憶の新しいうちに残しておきます。


きっかけは、フォローしている方のリツイート

2月27日の夜に唐突に発表になった全国一斉休校。
我が家にも学齢期の子どもがいますので、そのニュースを聞いた時にはボーゼンとしました。

え?子どもだけ休みなの?親はいつも通り仕事なのに?年度末とはいえ残りの勉強もまだあるのに?学校に行かないということは給食もない、じゃあお昼ごはんどうする?
そういえば子の一人は卒業&入学の春なんだけど、式典どうなるの?
留守番ができないような小さな子がいる家はどうなるのぉぉ???

週が明けて3月2日くらいになると少し落ち着いてきて、同僚たちとも「学校によって休校期間が違うみたいだから、私たちの休みも偏らないように取らないといけないね」などと話していました。

そんなとき、フォローしている方が拡散した以下のツイートが目に留まりました。

ちょうど「自治体ごとに休校期間が違うね」と話していたところ。ですので軽い気持ちでDMをしてみたら、あれよあれよのうちにMessengerのグループに入れてもらい、プロジェクトの一員になっていました。
え、こんなんでメンバーに入れてもらえるの?

私が担当した作業

プロジェクトで私が担当した作業は

 用意されたスプレッドシートに自治体ごとの休校情報を入力

だけです。

担当する自治体は立候補制でした。せっかくなので、自分のなじみのある自治体(住んだことがある場所、親戚のいる場所など)の情報を調べました。

担当した自治体数は両手の指で足りるほどでしたので、作業時間は確認等を含めても1~2時間くらいでした。フルタイムで仕事をし、家事育児も行っている私でも無理のない範囲の参加です。

出来上がったアプリにびっくり

私がプロジェクトにジョインしたのが3月4日夜。
アプリのリリースが9日朝。
こんなんが爆速でできちゃったー。使いやすい、見やすい、私が入れたデータがこんな素敵なものになるなんて感動~~!!

顔を知らないメンバーと進める「走りながら考えて形にする」プロジェクト

前述のような経緯のプロジェクト参加でしたので、メンバーは顔を合わせたことのない方々ばかり。「はじめまして、よろしく」もないままで仕事を進めるのは初体験でしたが、びっくりするほど問題がなかったです。

すごい勢いでやり取りされるメッセンジャー、作業の進捗度合を確認できる絶妙なツール類、それを見てさらにやる気が出て加速する作業、問題点があれば適宜連絡しあって改善。

「走りながら考えて形にしていく」ってこういうことなんだ!

ということを体感できました。

みんなで一堂に集まって顔を見て話して合意形成をしていかないと、とか、先に〇〇さんに話を通しておかないと、とか、そんなスタイルとは無縁の仕事の進み方でした。


こんなプロジェクトにかかわるのって、復職準備に最適かも!

現在はフルタイムで働いている私ですが、実は「思うように仕事ができなかった14年間」があります。夫の転勤に帯同するために離職し、専業主婦を8年間、パートを6年間経験し、ようやく今の仕事に就くことができました。

復職するまでの期間は、とてももどかしい日々でした。復帰の時に役立つように何かをしたいと思いつつも、当時は小さかった子ども達を抱えていて思うように時間は取れず、何から始めたらわからず。子どもは待機児童だし、仕事を見つけないと保育園に入れてくれないけれど、求人に応募するためには子どもの預け先を確保しなくてはならず、仕事に就くための入り口も見つからず。。。きちんと組織から役割をもらい、それをこなして仕事をしている方々が本当にまぶしく見えたことを思い出します。

これだけ労働力が不足していると言われる今でも、やはり結婚や出産や配偶者の転勤や介護などの事情でやむを得ず離職する方は多いでしょう。その方々が復職するには、様々なハードルがあります。もちろん資格を取ったり勉強したりすることは意識次第で可能ですが、やはり実務経験がないと履歴書に書いても評価されにくいのが現状かと思います。

私の場合は、まず短時間のアルバイトに就いて、少しずつPCスキルや仕事のペースを身につけてきました。でも今の時代なら、このような有志によるオンラインのプロジェクトというのは、復帰準備の一つとして最高の機会になるのでは?と気づきました。

ブランク復帰準備の方に、有志によるオンラインのプロジェクトを勧める理由

以下にメリットを挙げてみます。

1.仕事についた時のスピードを体感できる

プロジェクトにもよると思いますが、このプロジェクトは本当にスピード感が半端なかったです。目の回りそうなペースに溺れかかりましたが、このスピードに触れておくだけで経験値がグンとアップすると思います。

2.各ツールに触れられる

このプロジェクトで使ったツール類。
きっかけはTwitter、その後はMessengerでやり取り、マニュアルはGoogle Docにあって、Google Spread Sheetに入力。

復職準備のプログラムなどを見ると、「最近よく使われるツールを使って仕事をすることに慣れておきましょう!」なんて書いてあるけれど、自学だけでは実践の場がありません。こういうプロジェクトで実際に操作しておけば、とても良い経験になると思います。

もしこういうプロジェクトで各ツールを使いこなせていたら、お金をもらう仕事での経験ではなくても、「〇〇のツールは使用経験があります」とアピールできるのではないでしょうか。

さらに、アプリ化する段階では別のツールを使ったそうですが(すみません、高度すぎてついていっていません)、その前段階まででも十分に勉強になると思いました。(もちろん、ついていける方はそこも勉強になると思います。)

3.時間や場所に関わらず参加可能

インターネットがあれば、世界中のどこからでも、いつでもジョイン可能です。小さい子どもがいても、できることは何かあると思います。

4.出会いもあるかも!

ツイッターでフォローしている方がプロジェクトメンバーにいるのを見つけて、おおっ、となることもありました。

プロジェクトをきっかけに人脈も作れるかもしれません。

興味のある分野のプロジェクトに参加してみたら?

でも実際に「どうやってそんなプロジェクトを見つけるの?」という疑問もあるかと思います。

今回の私の経験から思うことは以下の2点。(たった1回なのに偉そうにすみません。)

1.日頃から興味のある分野の動向にはアンテナを立てておく

2.「面白そう」と思ったら、思い切って飛び込んでみる

私の興味のあるワードは「子育て支援」や「キャリアブランクからの復職」などです。今回はフォローしている方がツイッターでこのプロジェクトを拡散していたので、たまたま知ることができました。

そして、プロジェクトに思い切って参加することで、私の日常とは違う出会いや気づきをたくさん得ることができました。

ですから、今、「何かできることはないか」と悩んでいるような方は、興味があるプロジェクトがあれば参加する、くらいの気持ちでいるので良いのではないでしょうか。
もちろん怪しい人を信じてしまうのは嫌だし、自分がしたことが犯罪につながることだったら困るので、そこは気を付けなければいけませんが。でも怖がりすぎてるのももったいないと感じます。

今の時代、気持ちさえあれば次につながる経験を積むことはできるよなー、と痛感しました。

最後に

このnoteがアプリの拡散に少しでも役に立つといいな。誰かの役に立つといいな。

そして、プロジェクトの打ち上げをオンラインでやりたいな。

そしてそして、早く状況が落ち着いて、子どもたちが学校に行けますように。

プロジェクトを立ち上げたほづみさんのnoteです。プロジェクトを立ち上げ引っ張って、さらにこんな私をメンバーに加えてくださいまして、ありがとうございました!