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好きな人、嫌いな人、どうでもいい人。

 幾度となく言ってきましたが、現在生徒会副会長をやってます。と言っても、任期は来月末で終了ですが。

 うちの生徒会には、「終わったら縁切りたい人がいる」とかぬかしてる奴がいるんです。正直どうでもいいし、相手は大体想像つくし。気になるでしょ!みたいな感じで言ってくるけど、みんな他人にそんなに興味ないから。勝手にしろよと思いますし、なんならあたしはお前と縁切りたいしと思っています。本当に嫌いです。おそらく今私が1番嫌いな人です。全部が痛いんですよ。推薦探ってきたり、人の志望校ばらしたり。くそみてぇな奴。おそらく私が知る限りあいつをよく思っている人はいません。でも、時々羨ましいなと思うんです。本人は無自覚とは言え、私という人間に“1番”嫌いだと言われてるんです。私は嫌いな人間に1番を与えているんです。そして、私のように嫌っている人間を5人は知ってる。要は6人の嫌いな人ランキングの1位なわけです。あいつになりたいとは全く思わないけれど、羨ましいなとは思います。私はきっと嫌いな人ではあるかもしれないけど、1番ではないだろうから。

 好きな人と嫌いな人って、ベクトルが違うだけで、同じくらい関心があるってことなんですよ。悔しいですけど。そう考えると本当に1番可哀想な人ってなんとも思っていない人だと思うんです。いてもいなくても私の人生になんの影響も与えない人。

 そう考えると、確かになぁと思う経験がいくつかあるんです。例として一つあげると…

 ある日の生徒会の集まりで、私はクラスで出た質問をその企画の代表者だった子に聞いてみたんです。たら、間が悪かったのか、「うるさい!」って言われたんです。私その子と全然仲良くなかったのに。これ以上仲良くなることもないし、悪化することもないと思ってたのに。他の役員にも態度でかいし。なんか考えれば考えるほどムカついてきて。私嫌いな奴に言われたんだったら、またかよくらいで流してたと思うんです。

 結果、関係が全くない生理的に無理な人は別として、嫌いな人よりも、仲良くもないし別に嫌いでもない人が1番私の中のカーストで低いところに位置されるんだろうなって思うんです。

 だから嫌われてもそれは認識されてる!って思えば…!なんて、うまく行くもんじゃないですけどね。







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