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過去の自分に期待するしかない南アフリカの大学受験

受験校を決めたので、それぞれの大学の入学者の選考方法をコースコーディネーターの方々に確認した。

1. プレトリア大学
- 受験の要項を満たした人間を並べて、過去の成績で決定
- 留学生に対しての英語のcertificateは確認しない

2. ウィットウォーターズランド大学
- 受験の要項を満たした人間を並べて、過去の成績で決定
- 留学生に対してはInternational Student Officeが定めた規定に乗っ取る(IELTS overall 7.0)

3. ヨハネスブルグ大学
- 受験の要項を満たした人間を並べて、過去の成績で決定
- 留学生に対しての英語のcertificateは確認しない

学部や学科などにより異なってくる(MBAなどではエッセイの提出が必須らしいし、Researchのコースであれば研究計画書が必要となる)のだが、僕が受験する大学のコースではこんな感じであることがわかった。プレトリア大学については、英語のcertificateと数学のテストの受験が必要とウェブサイトには書いてあるのだが、コースコーディネーターが英語は確認しない、数学も講義をかつてパスしているかどうかだけを見ると言われた。

留学生の英語力を気にするところもあるが、基本的には過去の大学の成績のみを判断基準とするとのことである。エッセイの提出もないのでやる気でカバーみたいなこともできない。CVも見ないというこうとなので、社会人経験を加味してみたいな下駄を履かせてくれることもなさそうだ。正直、こうなると僕はもう何も努力のしようがない。ちなみに、何も考えずにもらえる単位はすべて貰うという主義を貫いていたため、自分の成績はあまりよくない。はじめてGPAなるものを算出してみたのだが、自分の大学はAからDの4段階(実質、Dは不可となり記載されないので3段階 )で学部時代は3.3であった。大学院時代はほとんどの人が4.0で修了すると言われていたゆるゆるな専攻であったため、3.8。大学院時代のものを確認してもらえるととてもありがたいが、学部時代で特に志望のコースに関連する数学系の部分のみを見られたら3.0を切ってしまうため、受かることはないだろう。(皆がそうだと思うが、一般教養の成績が比較的よかったため成績を引き上げてくれている。)でも、4段階の計算って、5段階よりも圧倒的に有利だし実際はこんなにいい評価にならない気がする。そこらへんは大学ごとに再計算するということだが、もちろん受験者にその結果は教えてくれない。

もう挽回の余地が一切ないので、祈るしかいない。過去の自分に期待するしかない。学部時代はテストの前日は皆でガストに集まり、過去問などを見るという会をやっていたが、それ以外のテスト勉強をした記憶がない。それでも卒業できるくらいの授業のレベルだった。Fランク大学とは言われていないが、駅弁大学なんてそんなもんだ。勉強をやりなおしたいと思っている今の自分が、勉強をしていなかった自分に期待すると言うのはとても皮肉な感じである。そう考えると、日本の教育システムはやる気になれば、どこからでもやり直しが効くのでとても恵まれている感じがする。

とりあえず、第一志望であるウィットウォーターズランド大学のために、IELTSの勉強に集中することとする。

写真は学部時代の成績証明書。3つ受けた第二外国語の中でもっともちゃんと授業に出たのはアイヌ語。


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