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科研費の申請をするのが教官のたしなみらしい。 助成金もネットでいいのがないかさがした。 ほかにも総説の原稿2つと後輩の論文投稿がたまっている。 路頭に迷っていた自分の臨床研究データだが、上司から国際学会に出さないかと言われた。個人的にもこのデータを国際学会に出したいと思っていたけど、世界には太刀打ちできない日本ローカル度合いが濃すぎる内容だと思ったので恥ずかしくて国際学会になんか出せないと思っていたけど。出したかった。 また上司が良いタイミングで背中を後押ししてくれた
悪天候で飛行機も列車も高速道路も使用できなくなるかもしれないような天気の日だった。 診察室の中で仕事をしているのでそんな天気の急変にも気づかなかったが 「このままここにいたら出張先から帰宅できなくなるんじゃないか」と患者さんたちが心配してくれたおかげで早く悪天候に気づき、1便早い飛行機で帰ってくることができた。 明日の出張も交通の便で行けなくなったら困るので前日入りすることになり、宿直も含めて3日帰宅できていない。気にせず後輩のリバイスに関連する参考文献を集めた。
臨床研究のファイルを整頓した。いつの間にか去年の自分をライバル視してしまい、去年と比べて研究の的が絞れていなくて考えが進んでいないことに焦り、時間が過ぎていく。 浪人生とかスポーツ選手とか自営業の人たちってこういう気持ちと戦っているのだろうか。 去年の自分の結果が今の自分なら、去年と同じことができたって待っている結果がこんな未来なのだから、かんばしくない。 そもそも去年の自分も大したことなくてまわりがおだててくれだだけだった。 前へ進もう。
製薬会社から講演会の演者の依頼が来た。女医数名と一緒にパネルトークをする企画のようだ。この話が来た瞬間、すごく嫌な気持ちになった。断ろうと思った。断るメールを打つのも嫌になるくらい嫌だった。メールを放置した。でもなんでその企画が嫌なのかよくわからなかった。自分が女医たちと深い付き合いをしないように過ごしてきた結果、自分が一方的に女医という存在を嫌になったのだろうか。何かのご縁だから依頼を受けてみようか。のぞいてみたら楽しいかもしれない。でも、参加してよかったと思う自分が悔しい
普段は見に行かないような、ほかの地区の学会地方会に参加登録した。大学院生だから参加費無料だもんね。 助教の先生と二人でランチをした。助教になって良かったことはなんですか?と聞いてみた。 一般の病院の医師としてではなく、大学で研究をする医師として生きていく、その、やっとスタートラインに立てたというか、そういうことなんじゃないの? と教えてくれた。助教は、なりたくてなるのもらしい。 私は助教になりたくてなるんだよ、と自分を言い聞かせることにした。なんだか医学部受験の時と同
30歳代になってから博士課程に入学してよかったことを挙げてみた。 他人の多様性を受け入れることができるようになった 後輩が進む道の先に自分がいるのかどうか、考えるようになった(自分がいなくてもまったく構わない) その情報が自分だけのものという感覚を得た 最前線で戦うキツさ味わえる幸せ 無意識な劣等感と孤独感と向き合うようになった 多様な研究者の講演を拝聴して自分も夢を追いかけていいんだと思った 精一杯仕事をしてもいいという選択肢があった 経歴だけで勝負しても仕
私は、3週間に1回に意欲が低下する。 これは、この夏から4ヶ月間、このnoteで自分の行動記録をしてきて気づいたことである。これはどうしようもないことなんだと思う。内分泌系の背景があるかもしれない。したがって、 意欲がなくなる自分は情けないと思い込んだり、 TODOリストやらなくちゃ、でも進まないよ、ダラダラ机に向かうだけで今日も何にもしてないよ・・・だったり、 そう感じることは無意味だと気づいた。そういう体質なんだから仕方ないんだよ、私。 最近は、意欲がなくなった
私は今年の夏に所属学会の男女共同参画に関する委員会の委員に推薦された。その第一回目の委員会に今日zoomで参加した。 委員長の医師は、はじまりの挨拶で、女性の20-30歳代は結婚して出産育児するもの、とおっしゃっていた。 自分はこのロールモデルから見事に外れた失敗者である。 今の職場は、こんな私を受け入れてくれたありがたい居場所だと再認識した。 私の役目は、女性も失敗して良くて、失敗しても拾ってくれる場所があるんだよということを研究や仕事の結果を通して伝えることなのか
医局の進路面談があった。いい歳して自分の夢を語ってみた。教官育成コースに入る方針となったようだが、教官になるのは私の目標とちょっとずれている。 007のQが映画で言っていたように、逃げ道は作っておきたい。 まだ右手が痛いので作業はやめてamazon primeでアメリカドラマ GIRLS を4時間見続けた。 登場人物の誰にも憧れない。成り上がろうとする女性たちが増えることに男性はどう思っているのか興味はある。
なんだか急に仕事のやる気が戻ってきた。 正確に言うと、「仕事のやる気が出た」のではなくて、 「仕事はただやるだけ」 と気付いた。 無欲で学位審査スライド2を仕上げた。