ルダン(2008)

アビスパスーパースター列伝 FILE.002

マーク・ルダン
Mark RUDAN

国籍:オーストラリア
ポジション:センターバック
アビスパでの戦績(リーグ戦):6試合出場 0得点

ピエール・リトバルスキーがアビスパの監督に就任する前に指揮を取っていたシドニーFCでAリーグを制覇した際の主力メンバーである。

就任初年度が期待はずれな成績に終わったリトバルスキー監督が勝負の2年目に呼び寄せたオーストラリア人トリオの一人。(他はFWグリフィス、MFタレイ)

191cmの恵まれた体格を活かし守備の柱となる活躍が期待されたものの開幕前のキャンプでインフルエンザか何かで出遅れてしまった為にシーズン序盤戦を棒に振るい、後半戦は後半戦でリトバルスキーの解任に伴い篠田監督体制では完全に干されてしまったが為、結局アビスパではリーグ戦で僅か6試合の出場に終わる。

正直プレー内容などほとんど覚えていないのだが、どこぞのアウェイゲームにて雑なタックルで一発退場になって試合をブチ壊したのは何となく記憶に残っている。

一説によると、なかなかの高年俸だったらしい。

上記の通りアビスパでは全くの期待ハズレに終わったのでサポーターの間では木偶の坊の給料ドロボー程度の印象しか残っていないであろうルダン兄貴だが、前所属のシドニーFCではクラブ創立10周年を記念しての殿堂入りイレブンにチェッコリと共に選出されるほどの人気選手だったようである。

後年、とあるアビスパサポーターのツイートへの反応を見るあたり、本人的には福岡での生活はなかなかに良い思い出だったようである。


余談ではあるが、毎年シーズン終了の時期にアビーゴ(アビスパのファンクラブ)会員向けに選手のグッズのプレゼント企画があるのだが、冗談で応募した特に欲しくもないルダンのポスターがうっかり当選してしまい、部屋に貼る気にもなれず、かと言って捨てる訳にもいかず、処置に困って未だに丸めて押し入れに保存したままである。聞けば1枚しか製造されなかった激レアアイテムらしいのだが、当選した喜びよりも運を無駄に使ってしまった虚しさの方が大きい。

説明文