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お疲れてなどいない!

会うなり「お疲れ様です」と言ってくる人がいる。
それもたくさん。
何なんでしょうね、あれ。
 
いつの頃からか「お疲れ様です」が挨拶として蔓延している。
海外に行ってた友人に言わせると、日本に帰ってきたらそうなっていたから10年ぐらい前からと言うが、そんなことはない。
30年前にビジネスの真似事してる時に既にそうだった。
完全に定着してしまっている。
 
言霊と言ってしまうのも好きではないが、疲れてもいないのに「お疲れ様」などと言われると、なんだか疲れなきゃいけない風になってしまう。
労いの言葉だとしても、それまで労われるようなこともしてないのに、会うなり「お疲れ様」などと言われると嫌味かな?と思ってしまう。(そこまでは思わない)
 
なんなら遊びの場でも「お疲れ様」が飛び交う。
遊びなのに仕事っぽいのもイヤだし、遊んだ後、楽しんだ後に「お疲れ様」はどうだろう?
 
「お疲れ様」はいつ使うのが正しいのだろう?
オレは、やらなくていいことを大変な思いをしてやった人にかける言葉だと思っている。
「ドンマイ」と同義語だ。
ちょっと小馬鹿にした感じで言うのがミソだ。
 
「お疲れ様ですって言わなかったら何て言えばいいんですか?」と聞かれたこともある。
おいおい、挨拶も知らないのかい?
朝なら「おはよう」、昼なら「こんにちわ」、夜なら「こんばんわ」、別れるときは「シーユーアゲイン」って習わなかったか?
 
何もこんな型どおりの挨拶をしなくてもいい。
なのでオレは朝昼晩問わず「おはようございます!」と言う。
なぜなら、「おはようございます」という響きが元気がいいから。
べつに「まいど!」でも「チャオ♪」でもいい。
挨拶は元気に明るくだ。
 
では、別れ際の挨拶はどうだろう?
仕事の繋がりなら確かに労いの言葉でもいいかもしれない。
が、しかし、そこも元気に明るく別れたい。
オレが推奨してるのは「ありがとう」だ。
仕事でも遊びでも、終わった後に「ありがとうございました!」と言ったらどうだろう?
意味も通じるし、労いの言葉より言ったほうも言われたほうも気持ち良くなれないだろうか?
 
とにかく挨拶は言葉の意味も、声に出すのも、明るく元気にがいい。
 
この日本から、全ての「お疲れ様」がなくなるまで、オレは「お疲れてなどいない!」と言い続けるだろう。

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