留学について

今回は、僕が1年間行ったオーストラリア留学について触れていきます。
ただ、ここでは留学を通して経験した事や内容を記述するのではなく

・留学したタイミング
・留学に至ったキッカケ
・なぜ留学なのか

に絞って進めたいと思います。それでは早速、、

**

留学したタイミング**

僕の場合は時間軸が少しややこしいと思うので、簡単に説明から入ると、
大学4年目の秋学期に1単位を残し、意図的に卒業しない形を選択。(2017年4月〜2018年3月)
そして5年目 (2018年4月〜2019年3月) を休学して、その1年間で留学。
2019年2月に帰国して、2019年4月から4年生として復学。 (6年目) ←今ここ

ざっとこんな感じです。
留学と言えば、大学2,3年生の時に行くケースが多いと思いますが、僕はスポーツ推薦で入学した為、体育会を辞める場合は大学から除籍されることを意味します。それに辞めたいと思ったことは一度もなく、途中で留学する選択に至らないほどサッカーが好きだったし、僕が所属していた体育会は誇れる組織でした。


留学に至った大きなキッカケ

これが重要ですよね。
物事を決断する動機やキッカケは人ぞれぞれ違います。
少し長くなりますが、僕の場合は?と言うと、、

大学4年間の体育会での 経験 **と **就職活動が大きなキッカケです。

まず体育会の経験から。
僕は体育会での4年間で3度の手術を経験し、2年間をリハビリとして過ごしました。それは選手としてとても苦しい時間でしたが、同時にそこでしか得られない経験もたくさんしました。何より自分と向き合う時間が増えたので、日常を 有意注意 で過ごすようになりました。
有意注意 とは、「意識をもって意識を注ぐ」ことです。どんな時、どんな環境、どんな事でも「なぜ」「何だろう」と意識を向けて考えることを習慣化していくことで、物事の本質を見抜く力が身につきました。

例を挙げるとすれば、、
今まで理解していたようで理解できていなかったことにも気付く

思考の質に変化が起きる

行動の質が変わっていく。

といった具合です。

他にも、自分からサッカーを取ったら何が残るのか?プレーできない自分はどんな価値を生み出せるのか?どんな強みがあるのか?
などなど、色々考えるようになりました。

どれだけサッカーの道を追求しても、いつかは引退を迎えることは誰しも避けられません。その観点から言えば、長期離脱はサッカー以外の自分を考える良いキッカケになりました。ただプロという夢を諦めるのではなく、サッカー以外の世界に出ても自分を活躍させるため、自分の新たな可能性を見つけ出すための準備をすることができたからです。そこに今まで培ってきた自身の経験がどう活かされるのか、何が足りないのかを自分自身が理解するようになりました。怪我をしたことで考え方や物事の捉え方が大きく変化したので、怪我と出会えて良かったと思っています。

一方、2年前の就職活動でどんなキッカケがあったのかと言うと
今まで **自分だけの常識や価値観で生きていた **ことに気付いたことです。

最初は右も左もわからず見よう見まねでスタートした就活を通して、多くの社会人や就活生に出会いたくさんの考え方に触れましたが、そこで僕が強く感じたのは 自分の知らない世界がまだまだあるという事でした。

また、思いや考えを自分の言葉で表現することの難しさも痛感しましたが、それは同時に、自分を含め、一般的に人が常識とするやり方や形式に自分を当てはめてようとするから、しっかりとした形にならないんじゃないのかな?とも思いました。
言葉足らずで申し訳ないですが、、(笑)

でも、自分の中での** 常識**や **価値観 **だけで生きていては、考えつくことや結果もその範囲内でしか起こらないのも事実です。
それに、人は自分の知らないことに触れるから自分で考えるし、わからないことに出会うからそこから学ぼうとするんじゃないのかなと。

僕はもっと自分を成長させたいからこそ、いろんなところに行ったり、いろんな人と話す。その過程を通して自分にないもの、新しいことに触れることで、自分をアップデートさせていく。自分の足で得た情報や経験が、自分にあらゆるものをもたらしてくれる。そしてまた考えることで想像力や発想が豊かになっていき、魅力に感じること、挑戦したいことがたくさん生まれてどんどん楽しくなっていく。

そんな風に就活をしていた僕は、日本でわずか数ヶ月間取り組んだ就活からこんなにも多くの可能性を感じるのなら、世界に出たらどうなるのか?と考えるようになり、心の片隅に置いていた留学が、日に日に自分の中で大きくなっていきました。
長くなりましたが、以上が自分を大きく変えたキッカケです。


ではなぜ留学か?

僕は16年間サッカーという1つのことに打ち込んできて、そこから夢を持つこと、努力、継続、礼儀、感謝、思いやりなどなど、人としてあるべき姿を学びました。全て素晴らしいことで、今の自分があるのは間違いなくサッカーがあったからです。しかし、一つのことに取り組んできたことは、違う側面から見ると弱点にもなります。
自分が飛び込もうとしている「社会」について考えた時、これからの時代は、終身雇用はないに等しく、会社に守ってもらえる保証もどこにもない。今ある企業が10年、15年、20年後にどうなっているのか。社会に出れば、いくらスポーツを通して精神力、忍耐力を培ったとはいえ、それだけでは通用しない状況が必ず待っている。自分で問題を見つけ出す力、時には自ら問題を作りだし、それらを解決する力が求められるんじゃないか。と
さらに、インターネットが急速に普及してロボットやAIがどんどん人間の仕事を担うようになる中で、人が働く意味は何か?と考えた時に、やっぱり僕がこれまでに経験してきたものだけでは足りないと思いました。

語学勉強は大前提の上で、日本の外に出て異なる言語を使い、異なる環境で生活する。異文化に触れることで、自分の中の常識や価値観が世界にはどう見えるのか?またそこにはどんな常識や価値観が存在していて、自分との違いは何なのか?を肌で感じたいと思いました。
また途中にも記述したように、サッカーや就活から得た経験やキッカケを無駄にせず日常を有意注意で過ごし、社会に出る前にとにかく少しでも吸収してこれからの自分に繋げたい、もっと感受性を豊かにしたいと強く思うようになりました。以上の理由から、留学の決断をしました。

という形で、留学についてある程度しっかりまとめるのが久々で長くなりましたが、、(笑)   最後に。
どんな決断も最後に決めるのは自分自身です。
そしてその決断に至るまでの過程に多くの支えがあることを理解しなければいけません。自分ひとりで生きていくことなんてできないし、必ず誰かに支えられたり影響を与えてもらっています。なので、僕も関わる人には出来るだけ自然体で、出来るだけ良い影響を与えられるよう意識しています。 いろんなことを Give and Takeしていきましょう!!

今回の記事が、読んでくれた人にとって少しでも良い影響やキッカケをあたえられたら嬉しい限りです。

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