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ICT教育の実践事例集

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実践しているICT教育の授業実践事例をまとめています。
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#深セン

『Maker Faire Shenzhen』の特設ページ『Meet the maker』に私たちのプロジェクトが掲載されました。

『Maker Faire Shenzhen』の特設ページ『Meet the maker』に私たちのプロジェクトが掲載されました。 ラボ生たちは、自分たちが世界のMakerたちの一員になれたことをとても喜んでくれていました。

Maker Faire Shenzhenへの出展が決定しました!!!

11月20・21日の2日間、深圳で行われる『Maker Faire Shenzhen』のバーチャル部門において『コーヒーかす消臭ポット』のプロジェクトが正式に出展されることが決定しました!!!ものづくり素人同然の私たちにとって、Maker Faireに出展できるなんて夢のまた夢みたいなことだったので、ラボ生たちもみんな大喜び!!!

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ICT教育 の実践事例|デジタルの日なので2進数で遊ぼう!|episわかば深圳教室 中学数学先取り講座(DASH講座)第2講

今年から10月10・11日が『デジタルの日』に制定されたので、デジタルにちなんで【2進数】の授業を実施しました。 『n進法』と聞くと中学3年生でさえ頭を抱えて嫌がる内容ですが、6年生の生徒たちはみんな夢中で楽しんでいる様子がとても印象的でした。 先取り学習って、何も先で勉強することを早めに学習することだけでは『数学って難しそうだから嫌い』ってことをいち早く植え付けるに過ぎない。 そうじゃなく、 『算数と違って、数学ってこんなにも、例えば数の概念がどんどん拡張されて楽しいものなんだあ!』っていう『楽しさを先取りする』ものがあってもいいんじゃないかと、生徒たちの楽しみながら夢中で2進数と遊ぶ様子から感じることができました🙂

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デザインもクラウドで共有する時代へ|バイオPBSフィラメントを使ったものづくりの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.

episわかば深圳教室のデジファブラボでは、ラボ生たちが自ら3Dcadでデザインしたオブジェクトは、全て著作権フリーで世界に発信・シェアしています🌏 SNSでテキストや音声、動画を発信・共有するのと同じように、今では自らデザインしたオブジェクトのデータ(.stl)を発信・共有することができます。 だから、例えば、地球の反対側にいる友人にレゼントを贈る時も、その友人の身近に3Dプリンタがあれば、自らデザイン・設計したオブジェクトを輸送せずに(プリントして)届けることができるということです。 そうなれば、タンカーや飛行機を飛ばして地球を汚すことなくオブジェクトを瞬時にどこでも共有することも可能になります。 そんな未来の物流イメージを、デジタルファブリケーションを通して実感していってもらいたいと考えています。

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Fabble|プロジェクトの記録|バイオPBSフィラメントを使ったものづくりの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.

生ごみプレス製作プロジェクトをファブ3Dコンテストに出展応募するために、『Fabble(https://fabble.cc/)』への投稿作業に入りました。 このサイトは、「文脈やストーリーと深く紐づいたモノづくり(FAB)」プロジェクトのための、共有ウェブサービスです。 モノづくりのプロジェクト全体の進行を管理し、モノづくりの知識やその背後にある物語を、さまざまな粒度のコミュニケーションを通して包括的に記述・保存・蓄積・伝達していくことを支援します。(Fabble HPより引用) そこで、まずはコンセプトメイキングからオブジェクトの完成(未完成)までをプロジェクトの取り組み内容で仕切り、サマリーを仕上げました。 【サマリー】 プラスチックは、昔ビリヤードの球が象牙で作られていた頃に動物保護(環境を守る)の観点から象牙に代わる新しい材料として生まれました。 今回のこの生分解性プラスチックによるものづくりも、そういった私たちの生活においてプラスチックが共存できる新しい形(製品)を生み出したいと考え『生ごみプレス』を製作し、『コーヒーかす消臭ポット』や『ベッドサイドライト』など他の用途も考え出しました。 また、ゴミの量を減らすことも製作での重要な狙いと考え、生ごみの水分量を減らしたり、コーヒーかすのリサイクルできるようにしました。また、3Dプリント時に棄ててしまうラフトやオブジェクトの切れ端も、オブジェクトのパーツや分解観察の材料として活用できるようにして、製作段階で出るゴミの削減も実現しました。 チームとして参加するにあたり、教育機関としてデジタルファブリケーションを通して小学生や中学生にものを創造する楽しさだけでなく『プロトタイピング(失敗)の大切さ』『生分解性プラスチックへの正しい(化学的)理解』『(プラ)ごみ問題への課題意識と解決』『サステナブルな社会の実現に向けた自らの将来的役割(将来の夢の創出)』などエンジニア的・科学者的な思考を育んでいき、つかう側からつくる側に立って未来を切り拓いていくSTEAM教育プログラムの開発と拡散を念頭に置いて取り組んできました。 結果として、ラボ生たちの中には将来の夢として3Dプリンティングを通したものづくりを研究していきたいと自ら考えるようになり、具体的な進路(高校進学)決定に大きく寄与できるものとなっています。また、プロジェクト開始当初からプロジェクトの遂行や実験の様子をinstagram、note、youtube等SNSへ投稿していくことで、より多くの方々に生分解性プラスチックのことや、このプロジェクトのことを知ってもらうことができています。 そして、今回のプロジェクトを一緒に取組んだラボ生たちからも感想をもらおうとお願いしたら、一人のラボ生から以下のようなコメントをしてくれました。 【共享是发展的加速器『共有は発展の加速器だ』(中学3年生:N.Iさん)】 何もかもが新しく、わくわくも大きかったですが、前があまりにも曇っていて不安に思うところも多かったです。強度を確かめるにも、新しいフィラメントのため、実験を参考にするか、実際に作るしか強度を確かめる方法がありませんでした。ただし貴重なものをそんなに多く使うわけにもいかず、普通のフィラメントで確かめつつ、新しいフィラメントではどのような形が最も安定するかなどを先生に確かめていただきました。何度も繰り返すことでしか前進できないこの作業は、うまくいかないとどうしても気が滅入ることでした。しかしそういった中での仲間の共有、果てには世界への発信は、新たな発見を生み出す推進力でもありました。 このコメントをもらった瞬間、思わず『深圳という街の風土がラボ生たちのエンジニアとしてのマインドを育んでくれている』と強く感じました。 深圳の人口は1,343万人(2019年末時点)で、東京都の人口とほぼ同じで、1980年から約40年で42倍。また、深圳の成長速度は急激で「深圳速度(深圳スピード)」と呼ばれ、深圳GDPは香港の1%未満であった1980年2億7000万元から、40年で2019年2兆6,900億元へ1.4万倍に急速に発展してきました。 そんな深圳速度を実現できた要因の一つが『テクノロジーのオープンソース化』です。発明された技術は次の日には全体に共有され、既得権益に縛られず、そこから新たな製品が次々と開発・進化を遂げることで、大きな変化を作り出し、世の中をよりよくしようと考えられています。 このマインドは、生ごみプレスにも生かされており、著作権フリーで誰でも無料でSTLデータをダウンロードし、加工・販売できるようにしています。

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ICT教育の事例紹介|3D CAD &3Dプリンタを使ったデジタルファブリケーション講座| epis Wakaba Shenzhen Dibifab Lab.

episわかば深圳教室では、小学1年生から中学3年生を対象としたデジタルファブリケーションの講座を開講しています。 この講座では、小学生を中心としたチュートリアルコース、中学生を中心としたプロジェクトコースに分かれていて、ラボ生たちは下記の6つの作業サイクルで、世の中の課題解決に向けたものづくりに取り組んでいます。 ①コンセプトメイキング ②2Dスケッチング ③3D CADによるデザイン ④プレゼンテーション ⑤レビュー ⑥3Dプリント(プロトタイピング) 現在、開講して約半年が経過しましたが、小学1年生の初心者でも3D CADを自由に操り、創造性豊かなオブジェクトを次々とデザインできるようになっています。 また、中学生はものを創るだけでなく、プロトタイピングにおけるプレゼンテーションとレビューも、発信力と表現力の身につけてもらうとても大事な行程として組み込んでおり、動画編集ソフトやアプリを操作しながら上手にプレゼンテーションできるようになりました。現在は、ファブ3Dコンテスト、MAKER FAIRE SHENZHENへの出展に向けた生分解性プラスチック製フィラメントによる3Dプリントのオブジェクト製作に奮闘中です。