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BioPBSを使ったものづくりによるサステナブルな社会の実現

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生分解性樹脂BioPBSフィラメントを使った3Dプリンターによるものづくりへの挑戦の記録です。
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#デジファブ

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コーヒーかす消臭ポット|Coffee Deodorizer Pot(prototype)|底の部分を3Dプリント開始|生分解性樹脂BioPBSを使ったものづくりへの挑戦 epis Wakaba Shenzhen Dibifab Lab.

前回の動画では、コーヒーかす消臭ポットのボディ部分を3Dプリントしたものを紹介しましたが、今回はプレス後にでる水を受ける底の部分の3Dプリントを開始しました。 生分解性フィラメントの3Dプリントにおいて、とりわけ第一層目のプリント時にフィラメントをデザイン通りにビルドプレートに接着させるのがとても難しいので、プリント速度を1mm/秒と超低速に設定し、プリントしたフィラメントに更に糊を細かく塗って固定させる工夫を施しました。 最近、持続可能な社会の実現に向けて取り組まれている方々から国を問わず多くのリアクションをいただ蹴るようになり、ラボ生たちもとても驚いております。 彼らにとって、皆さまからの応援は何よりの自信や励みとなっております。本当にありがとうございます。

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生ごみプレス(プロトタイプ)|Raw Garbage Press(prototype)生分解性樹脂BioPBSを使ったものづくり epis Wakaba Shenzhen Dibifab Lab.

コーヒーかす消臭ポットと同じオブジェクト(プロトタイプ)を使って、生ごみの水分を取り除いてゴミの量を減らし、ビニール袋に入れずに捨てられるようにすることで、プラスチックフリーで生ごみを捨てられるようにするものです。 プロトタイプのためにダウンサイジングしてプリントしていますが、実用化する時はサイズを大きく設計してプリントすることができます。

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コーヒーかす消臭ポット(プロトタイプ)|Coffee Deodorizer Pot|生分解性BioPBSを使ったものづくりへの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.

生分解性樹脂BioPBSフィラメントを使って3Dプリントした生ごみプレスのプロトタイプを使ってコーヒーかす消臭ポットとしての活用を考えてみました。 完成品のイメージは、穴の開いた上蓋と、水を受けるための底のパーツ、そして水気を切るためのプレス部分を3Dプリントしたものを取り付けます。 このプロダクトの特徴は、紙フィルターに入れたままコーヒーかすを本体に入れるだけで、捨てられていたコーヒーかすを消臭剤として手軽に再利用できます。 さらに、本体自体が生分解性樹脂プラスチック製なので、汚れたり、壊れたりして捨てることになっても、土の中で自然分解されるので、プラごみとして焼却処理せず二酸化炭素の排出も防ぐことができます。

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生分解性樹脂BioPBSの分解実験|0920|バイオPBSフィラメントを使ったものづくりへの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.

生分解性樹脂 #biopbs™️ フィラメントを使った3Dプリントで出たサポート材を細かく切り、重曹とグリセリンを混ぜた液体に浸して電子レンジで加熱したところ、わずか30秒程度で部分的に分解が進んでいることが確認できました。 今後も、重曹とグリセリンの配分量を調整しながら、より効果的な分解速度が得られる実験を続けていきます。 通常、#プラごみ は自然分解はされず半永久的(ビニール袋だと約500年)に残り続け、生分解性樹脂でも完全に分解されるまで1〜2年かかるとされています。

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FORZEASの3Dプリント実験0921|バイオPBSフィラメントを使ったものづくりへの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.

生分解性フィラメント|FORZEASを使った3Dプリント実験2日目。プリンター設定は下記の通り。 【設定】 3Dプリンタ:CREALITY ENDER 2 印刷速度:3mm/s bottom layer:2 ノズル温度:180° ビルドプレート温度:設定せず adhesion:無 印刷時間76時間を経過して高さ約4cmまで印刷完了。生分解性樹脂BioPBSフィラメントでオブジェクトをプリントするのは本当に難しいが、だからこそ現時点でこのフィラメントを使って何を創ることができるのか、ラボ生たちと化学的・工学的な探究を続けていきます。

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FORZEASの3Dプリント実験0922|バイオPBSフィラメントを使ったものづくりへの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.

生分解性フィラメント|FORZEASを使った3Dプリント実験5日目。プリンター設定は下記の通り。 【設定】 3Dプリンタ:CREALITY ENDER 2 印刷速度:3mm/s bottom layer:2 ノズル温度:180° ビルドプレート温度:設定せず adhesion:無 印刷時間99時間17分を経て、遂に生ごみプレスのボディの3Dプリントが完成しました! 高さ5cm、重さ39.29g、外径8cm、内径6cmというたったこれだけのオブジェクトですが、とにかく困難と時間と慎重さを要しました。 でも、それだけに、プレートから外した瞬間の感触や軽さに驚いたし、感慨も一入です。 今後、更なる技術革新の後、世の中の全てのプラスチック製品が、このようにBio PBS製で作られるような社会を待つ側ではなく、 自分たちが創る側として切り拓いく、プラスチックを人間社会から排除するのではなく、共存できるプラスチックの新い在り方をラボ生たちと創り上げていきます🌏🌱 これから、他のパーツも作成しつつ、実用に向けた実証実験を重ねていきます。