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インターネットは民主主義に役立つ

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002766

抑圧的な政権、ネットへのアクセスを検閲
アルフレド・アスカニオ
2006-10-31 07:27

 中国政府は広範囲にわたるインターネット検閲を実施している。中国で閲覧できないウェブサイトには、宗教問題を扱ったウェブサイト、BBCやボイス・オブ・アメリカといった主要なニュース機関のサイトだけでなく、チベットや台湾の独立といった問題に関連したサイトが含まれる。

【画像省略】
上海のインターネットカフェ(写真はイメージ、ロイター)

 グーグルやヤフーでさえ中国でのインターネット検閲を受け入れている。中国の「グレート・ファイアーウォール」(訳注:「有害情報」をシャットダウンする防壁)は、悪名高いものになっている。

 中国政府は、自由なインターネットがその権力を弱体化することを恐れている。アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなどの中国の行動に批判的にサイトはブロックされている。

 カストロ政権下のキューバでは、国民がコンピュータを買う際には、まず許可をとる必要がある。しかし、この許可はほとんど得ることができない。キューバではインターネット・プロバイダーと契約する際にも許可が必要となる。政府は西側のサイトをブロックするようなことはしていないと主張するが、BBCのステファン・ギブス記者によれば、反対派が設置したサイトには通常、アクセスできない。

 イラン政府もインターネットの影響力を抑えようとしている。BBCのペルシャ語サービスなどいくつかのサイトはブロックされ、報道によれば、9月には主要なブログ・サービスの「ペルシアンブログ」へのアクセスが制限された。

 イランの家庭やインターネットカフェでのインターネットのアクセス速度も下がっている。その狙いはもちろん、ウェブの自由な探索を妨害し、反対派がネットワークを構築したり、自分の意見を表明することを阻止することにある。

 民主的な国では、教養と知識を深める上でインターネットが必要なことは明白である。世界中の学生や研究者は情報を得るために、またに協力してくれそうな人と連絡をとるためにインターネットにアクセスしている。

 インターネットを検閲する非民主的な国で恐れていることは、インターネット上の情報が国民に悪影響を及ぼし、政府に反対するようになることである。

 自由世界ではインターネットは、すでに政治的にかなり重要な位置を占めている。

 政府の政策や行動を知るために、討論に参加したり、選挙で選ばれた人たちと連絡をとるために、またネットでの政治キャンペーンに参加するために、ますます多くの市民がインターネットを使うようになっている。オーマイニュースの市民記者による記事のいくつかもこの分類に入る。

 インターネットは民主的な国のすべての人に、政治的な学習と行動のための新たな可能性を生かす機会を提供している。

 インターネットのおかげで政治はますます、政党のような組織を中心とするのではなく、問題ごとのグループによる政治になっていると主張する人もいる。たぶん、米国のブッシュ政権の政策をめぐる議論は、この一例ととらえることができるだろう。

オーマイニュース英語版から〔10月21日掲載〕)

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは2件。

2 おばかなねらー 10/31 19:19
>チベットや台湾の独立といった問題に関連したサイトが含まれる。

N島記者のレポートではいちおう(場所は限られるようですが)
閲覧できてますね。

アルフレド・アスカニオ記者が感想くれるとは期待できませんが
せめてこれを採用した編集部員殿にはこの相違に関する見解
聞きたいものです。

1 yonemura 10/31 12:34
N島M津子氏のレポート
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002731
と併せて見ると興味深いですね


参照記事は以下

(削除:このチャンネルの趣旨ではないため)

自由主義、民主主義を基本的な価値観とする国々でのインターネットが政治的にも重要になってきているという記事の主張には同意します。暇な空白(暇空茜)氏の行動もインターネット以前だと啓発やら反省の名のもとに間違いなく潰されていたでしょうね。日本共産党と強いつながりのある仁藤夢乃氏と対峙しているから総括かな。

有料とはいえすぐに訴状を読めるなんて被告に配慮したやさしい提訴だと思います。