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大人には理解できない学校の「騙し、欺き」

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/draft/20070410/2778

高校生の意識は世の中の大人と乖離している
M喜志 T(2007-06-05 19:08)

 全国の高校3年生はどのような気持ちで毎日を過ごしているのだろうか? 降って沸いたような必修科目の未履修問題。このまま野放しにはできないわけで、何らかの落し所を見つけなければならない。

 この件で現役高校生市民記者のK藤G氏は「高校生には理解できる学校の『親心』」という記事を投稿した。騒動の渦中にある当事者からの投稿は貴重であり興味を持って読ませていただいた。

 なるほど校長に生徒が謝罪を問うあたり生々しい。既に学生ではない私にはなかなか興味深い。

 しかし「生徒のために良かれと思って・・・」というくだり以降は私に言わせるとおや?と思うことの連続である。

 この問題をどこから好意的に理解しようとしても生徒のためを思った末の苦肉の策などではない。

 高偏差値校にひとりでも多く入れるため、そして受験者を増やすため。これ以外の何者でもないのではないか。これを生徒のためととらえるのはお人好しすぎる。

 また氏は「情報」科目を受験に不要と断罪しておられる。私の高校時代は情報科目というものがなかったので詳しい中身はわからないが、ワードの文字の大きさを変える授業を不要とバッサリ切り捨てる工藤氏の意見には疑問を感じざるを得ない。他人に自分の思い・感情を上手く伝えるためにはワープロ文書の文字の見易さに注意を払うのは当然だ。

 氏は授業の細目が受験に役立つか役立たないかという局所的な二者選択だけで教科・科目を要不要に識別しておられるきらいが強い。これは工藤氏のみならず多くの学生生徒の本音であろう。

 しかしワープロを教えることが情報の目的ではない。年表を暗記することが歴史科目の目的ではない。もっと大局的な見地で評価してはいかがだろう。

 情報で学んだことは前述した通り自らの意思を他者に伝えるための有効な方法を学ぶものである。歴史は過去の教訓や失敗から現代いや未来を描くための学問である。

 それを工藤氏のように受験に要不要だけで分ける考え方が今の高校生の大勢だとしたら、教える教師の問題である。現に平気でルール違反を国を挙げてやるような教育者しか現場にはいないのだから仕方がないだろう。

 この件は徹底して追跡調査をしてもらいたい。過去にさかのぼって全ての高等学校で何十、何百万人が未履修のまま卒業していたのか。また教育委員会、文部科学省は本当に全く本件を今まで知らなかったのか。

 全国の高校生はこれで、ルールを犯して自分だけがおいしい汁を吸おうという行為がどれだけ危険なことかを思い知ったろう。真面目な者がバカを見る社会を作ってはいけないと思い知ったろう。

 間違ってもこれを曲解して「大人はいつも僕達のことを思ってくれている。大人の言う事には間違いがない。」などとは思わないことだ。大人は常に間違う。子供以上に間違うのだ。日本の教育を疑え。そして世の中の大人を疑え。

オーマイニュース(日本版)より

参照記事は以下。

すべてを疑えというのは極論だとしても、信じてよいもの、信じてはダメなものを見極める目は持っておきたいですね。


特定はされていないようなので前記事、暇アノンうんぬんの続きを。前記事は以下。

このスキームの元になったのが従来からある被救護者(ホームレス)の入院措置(住所の付与)、生活保護費や医療扶助の支給という話だということとは別に、Colabo絡みでいろいろな方が指摘されているように大阪(など)のドヤ街のドヤのやり方も十分に参考にしているとわたしも思います。ただドヤの話は聞きかじりの知識/資料しか持っていないので言及は避けます。もっと詳しい方が書いた貧困ビジネスに関する記事があるのでそちらを参照してください。たとえば以下。

話を戻すと、

  • 行き倒れになっているホームレスが運ばれてきました

  • 入院・治療しました

  • すぐに退院させました

ってなわけにはいかないということ。医師の判断によって十分に回復が見込めるまで入院が必要だとされると、その費用はどこから引っ張ってくるのかという話になります。ここで生活保護費の受給(住所が必要)と医療扶助につながります。点滴やら抗生物質の投与にもお金はかかりますから。

この医師の判断は大変重要。診断書を書けるのは医師だけです(※表現を訂正しました)。仮に医療倫理を持たない医師が利益誘導で患者に入院を強いていた場合には、厚生労働省の医道審議会で行政処分が下されることとなります。業務停止処分や医師免許取り消しなどの処分ですね。具体例をあげると、2003年6月24日朝日新聞ウェブ版で報じられた広島・正田病院グループによるホームレスの無料入院事案があります。翌6月25日には地元紙中国新聞ウェブ版でも報じられました。(両記事とも現在は消失)

旧2ちゃんねるのスレでごめんな。

スレにも記述が見られますが、医療券の発行については以下を参照。毎月市区町村の福祉事務所(福祉保健課だったり生活支援課だったりも)から指定医療機関に対して発行されます。

電子レセプト(頻繁に仕様改訂)などの導入により医療倫理をもたない医師による不正は起こりにくくなっているようです。不正ではないミスのあるレセプトを返戻されたなんて話もチラと耳にしますし。

暇な空白(暇空茜)氏も繰り返し言及されているように、若年女性にかぎらず生活困窮者(ホームレス等)への支援は必要です。他人事ではありませんので。不正を起こしにくい仕組みづくりも大切だと思います。

こんなまとめでいいかの?