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2022年 新年のご挨拶

2019年後半から世界的な感染拡大禍で私たちの生活が大きく変化しました。ワクチン接種も進み、国内の流行は落ち着いている状況ですが、引き続き、特に飲食業や観光業やエンターテイメント業に携わる方たちは大変な苦労を強いられているかと思います。世界的に見れば、感染拡大はまだまだ続いている状況で油断できない状況です。

2021年に続き、都市部の密集した市街地等、人が集まることの意味が問われ続けています。リモートワークにより職住近接を強いられ、日本の住まいのあり方が問われているように思います。また、職場においても、通勤時間等が減少したことによる私生活を含めた効率化と暮らしの充実が図られた一方、知との出会いの機会が失われたことによる、新たな価値を産み出す生産性の低下が指摘されています。

こういった課題や問題に対して、単体の空間のみならず、都市や郊外に対して建築家が市民当事者として主体的にどのような提案ができるのかを感染拡大以降考え続けてきました。クライアント様を含めた設計チームと、都市部、郊外、漁村農村などの既存集落、住まい、職場などの様々な具体的な場所と空間の課題と向き合い、新しい風景を体現できる空間を共に創り出すことを今年の抱負とさせて頂きたいと考えております。

2022年も、どうぞみなさま、よろしくお願いいたします。

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