見出し画像

私の中のベイマックス


26歳の時に受けた初めての胃カメラで「慢性胃炎」と言われてから、健康診断ではバリウム検査ではなく、なるべく胃カメラを受けるようにしている。

先月、1年ぶりの胃カメラを受けようと近所のクリニックに予約に行ったら、「先に撮ったレントゲンで異常な影があるので、先に大腸カメラをした方がいい」とのこと。

8月の健康診断での便鮮血は陰性だったので、想定外の展開に不安でドキドキ9割、人生初の大腸検査を体験することに好奇心ワクワク1割で臨んだ。

で、結果は…

「1.5cmほどの腫瘍があったので、大きな病院で詳しい検査を受けて下さい」と先生。

「多分、大丈夫だろう」と根拠のない自信があったので、動揺しつつ、その腫瘍の画像を見た時の第一印象は「ベイマックス!」だった笑。

1.5cmと言われる腫瘍の形が、ベイマックスの顔の形に見えて、コロンとして、あどけなくて、なんとも可愛らしい。

そうは言っても、ベイマックスの映画をしっかり観たことはなかったので、DVDを借りて観てみた。

キャラ設定は「人々の心と体の健康を守るケアロボット」


良性でも、そうでなくても、私と共に育ち、見えないところで、まさに、私の体を健気に守ってきてくれたんだなぁと思い、じーんときた。
そして、食べ過ぎたり偏食したりしたこともある自分の食生活を振り返り、ベイマックスに申し訳なさと感謝が湧いた。

もしも良くないもので、お別れすることになったら、それはそれで寂しいと思っていたけれど、結局、総合病院での精密検査は異常なく、脂肪腫とのことで、経過観察になり、ひと安心。

だから、私の中には、まだベイマックスがいる。

でも、

これからは、守られるだけではなく、自分の体と仲良く、労り、自分が自分自身を守っていく。

*ベイマックスの画像はお借りしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?