『なりたい自分』

またまたご縁をいただいて、こんな私が中学生へ向けての講演を受けることに。4年ほど前にもあったんだけど、この年齢ってどんなお話をしようかと一番悩むんだよね。

僕自身も中学生の頃って色々ありすぎたから。1年生の時は俗に言うなんちゃってヤンキー。2年生になって真面目なった事で、ヤンキー仲間に目を付けられ、3年生の時はつまんない奴というか、カッコよく言えば自分で将来を見据えて、今すぐやりたいことを我慢。裏を返せば、多少のイジメもあった1年かな。苦笑

37年も前のこの時の自分の気持ちを覚えているけど、『なりたい自分』と言うのも当時は漠然としていた。

周りは「中学生」にもなったんだから自分の道を選んで進めばいいなんて言う大人たちには不信感のほうが大きかったよな。

なんだか分からんけど、少しでも賢そうな高校行って大学行ったほうが選択肢は増えるみたいな事を言われ、やりたくもない事もやったし(まぁ、それも含めて糧になったけど)

20代初めの頃は本当に
「世の中に貢献したい」
「皆んなをハッピーにしたい」
「本事業成長させりゃ、そうなるのかな?」
なんて言う事、思いは募るけど現実はそう甘くなかった。

お金儲けは目的では無く手段だと思うけど、気付けば、悪い大人達に利用され、搾取され、自分の心も荒んでいくことに。

僅かな希望と思っていた北海道の企業人達に謁見して返ってきた答えが自分の会社の決算自慢(通信簿と一緒やん)。呆れたのは月次決算は二ヶ月後とかという事実。

「スタッフ達にいい給与あげたい」
「一緒に悩み苦しみながら事業を楽しみたい」
「お客様と共に歩みたい」と心の底から思っていたのに、どうしてこの稼ぎが出来るのか、答えれた企業人は当時が誰一人もいなかった。

そもそも驚くのは「金儲け」を目的にしてわざと赤字事業にしてる連中も多かったかな。

そこから30年。
目的ではなく手段のお金の在り方と、自分が思い描く夢によって授かる友の話とかも面白いかな。

失敗続きの人生だけど、今も生かされてるし、こんな出来ない私についてきてくれるスタッフ達には感謝しかない。

ということで、「お金を稼ぐこと」は難しいことじゃないし、失敗を恐れていちゃなにも出来ないって事くらいは伝えれるような講演をしようと思う。

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