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便所飯

トイレ出身です。

教室にいる40人あまり
教室の四角の40分の1も、私の場所ではなかった。

便所飯がバレたことで、今はもうオープンにしようと思っているけど、アピールが過ぎると思ったらごめんなさい。

私の中に強烈に残っているので。

Twitterのアカウント、たくさん作っていた。
12個くらい。
そのうちの一個、リアルで面識のない人たちだけ繋がってるやつ、その名の通りまごうことなき黒歴史なので黒歴史クリーナーで全部ツイートを消した。

最後に、と思ってこっぱずかしくなりながらもツイートを見返した。

便所で食べられているおにぎりの写真のツイートが出てきた。

便所飯をアイデンティティとするな。

あまり記憶にないこまごまとした出来事のツイートがたくさんあった。

高校3年間同じクラスだった子がいる。
私のこと苦手に思ってるだろうな、くらいに感じていた、でも卒業の頃、今のなもが一番すきよって言ってくれた子。嬉しかった。

その子に、目の前で私のこと好きじゃないとか無理とかいう内容の会話を繰り広げられたというツイートがあった。3回くらい。

あ、意外とちゃんと嫌われてたんだ。忘れてた。
雰囲気とかじゃなくて、ちゃんと言葉で言われてたんだ。

私が寝てると思ったみたいで、自分のこと名前で呼ぶのが無理って遠足の往路のバスで話してたり、
よくわからないけど私がうまくノリを分かれなくて、ほらこういうところだよって苦笑いで隣の子に言ったり、

でも忘れてた。内容までは覚えてなかった。
敗者、負け犬、ぴえん、みたいなツラして生きているくせに、しっかり強かだ。
生きてくために都合の悪いことはちょうどいい具合に忘れてる。

そんなほうむられてしまった過去たちを発掘して、
そうか、私はやっぱり多くの人にとって相容れない存在なのかもしれないと思った。

難しい。

人とうまくやっていきたい。
なぜなら、好きだから。

ほんとですか?

わたしはたくさんの人を傷つけてきた、という自覚がある。
たぶん気付いてもいない、覚えてもいないのはもっともっとたくさんあるんだろうな。
傷つけた人を傷つけなかったことにはできないのに、
ちがう新しい人に優しく嫌われないように怒らないように協調することで、プラマイゼロにしようとしてる。
自分勝手な罪滅ぼしをして満足したいだけだな。

やっぱりとことん自己中だな。

そういうとこだよ、と、無自覚だった私に教えたい。

狭いトイレの端っこで丸まって(絶対にスカートを地面には付けまいという強い気持ちはあった)、大森靖子とこどもちゃんを聴きながらツイッターに助けを求めてた。まあよくツイッターランドにはいる。

地下アイドルなんかも、友達いない!とか不登校!とか、結構よくいる。
なんで?
こんなにかわいいのに、かわいくても、お友達はできないの?

私のかわいい信仰が崩れてしまう。

つまり、私はかわいくないが、お友達がいないのはかわいくないからではない。
神様がくれた顔のせいではない。私の中身の問題である。
と、突きつけられてしまう。
悲しい。

私がお友達できないのは、
私が八方美人なのは、
私がぶりっこなのは、
私が人の気持ち1ミリも考えてないのは、
私が他人に興味ないのは、
私が死ぬ時はひとりなのは、

この汚い顔面というフィルターによるものではないのだ。
全て、他人から見た事実なのだ。
かわいくないからではない。

びっくりだ。

可愛ければなんでもできると思ってた。

なんでも、とまではいかないらしい。
当たり前だけれど。

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