嫁と姑

なんとなく時間が出来始めたので記していこうかなと。

うちの実母は前述の通りそれはワガママの度を越した人間だった。
小さい時の思い出を振り返ると嫌なこともたくさんあったけど、
今自分の子供が熱を出した時なんかは、母にされた看病の仕方を思い出しながら対応している。

そういった面ではうちの母は一応母親らしい事をしていたんだな、とホワンとした気持ちになる。

ただし、嫌なことの方が多いのは事実であって、そこはやはり今の歪んだ人格形成に少なからず影響は与えていた。

今は母は老人介護施設に預けていて、実家は兄に任せている。

さて、今現在私は新しい環境にいる。
旦那の実家に嫁ぎはじめた。
私の都会育ち、都会暮らしでボロボロになった心を洗い去ってくれる様な素敵な場所。

やっぱり個々の家庭には個々の問題は必ずしもあり、この家も該当する。

義祖母(義父の母)、義母(義祖母からしたら嫁)の仲があまりよろしくない。
というか、家族全員から義祖母は厄介者になっている。

まあ、色々と割愛するけども、義祖母は昔それはそれは破天荒で近所に噂になるくらいのたいそうな事を仕出かした人物だった様だ。

そんな義祖母を心良く思っていない義母。
私は義祖母の過去は見た事ないし、知らない。
私からしてみると義母が義祖母に冷たい遇らいをしているのは目に余るものなのだ。
一つ言っておくと、義母は私達にはかなり良くしてくれていて、非常に心身ともに助かっている有難い存在だ。

ただ確かに、義母は一連の義祖母の素行を見てきた人物なのだから、先の書いた義祖母への対応は理解できなくない。
それは私が実母にしている態度と何ら変わらない事なのかもしれない。
でも私は過去の義祖母を知らない。
今までも中立になって二人の事を見守っていた。
客観視するとどちらの気持ちも理解できるし、第三者としてのコメントも与えられる。

それから義母は義祖母がたまに正論を述べる事まで無視をして拒絶する。
まぁ、私が実母に正論を言われても聞き入れないのと同じ事だろう。

こんな感じなので中立の私がどちら共の泣き所にならないといけないと思った。
義祖母の良いところを見つけ褒め、体が弱ってるのでなるべくちゃんとした食事を勧めたり、熱中症にならない様に水分を摂る様にと促したり。
ある日も簡易運動ができる様に私の使い古しのストレッチ道具をあげるととても喜んでいた。
ワガママをした時にはちゃんと注意をする。

私の行動は要介護の義祖母に微々たるエッセンスを与えてるに過ぎない。あくまで中立の泣き所だ。
しかしそれらの一連の行為を義祖母にやると義母は面白くないのか不機嫌になる事が多い。それも私は理解できる。
ここまで義母の気持ちも理解できてしまうのは、やっぱり義母の気持ちが私と実母の関係とダブるからだった。

昔から、実母との過去を知らない友達に
「お母さんなんだから優しくしてあげなよ」
とか
「優しいお母さんじゃん」
とか
上っ面のうっすい上澄みだけ覗いて発する友人達の言葉にほとほと怒りにも似た諦めを常に感じていた。
言うなれば義母がその立場なのかもしれない。

だから私は義母の感じてるものも、義祖母への「同情」に似た感情も理解出来るのだ。

ただし、実母にはその泣き所が無かった。
が故に恐らく酒浸りになったのだろう。
泣き所が酒だったなんて悲しい話でもあるが。

なので今は老人介護施設が泣き所になってくれていれば良いなと思っている。

この話の落とし所としては、そんな義母も義祖母も実母も私も誰にだって裏も表もある。
その人間関係にどう取り繕えばいいのかと思考する事。
私は実際この二人の間の板挟みとして爆発寸前になりかけた事もあった。

1+1=2 と理論的にはならないのが人間。
理論的にはならない生き物だからこそ知能がある分、理性、秩序、道徳、倫理などが崩壊しないようにルールや法律がある。
それを含めて思考し、行動しなくてはいけない訳だわな。
安易な暴力や暴言、イジメなどは要らない。
人を嫌うことは簡単。悪口を言うのも簡単だけど、人の良いところを見つけようとする事は意外と難しい。
優しくしてくれる人=良い人 なんてそんな出来てる人間なんか居ないと思う。

それをどうにか見極め洞察し、対人(たいひと)と理解しあっていくか、っていうのは人間にしか出来ない事。
だからいがみ合いばかりでは無く、助けられる人が助けて、助けて欲しい時は誰かに助けてもらうで、築き合うのが私としての理想。

どんな人にだって欠落してるものはあるし、長けてるものもある。

長けてるものが多い人でも欠落してる部分は何かしらある。
欠落してるものが多い人でも長けてる部分はある。

義祖母も日舞で賄っていた。
しかし素行があまりよろしく無かった。

義母は優しさだけは満点。
しかしなかなか自分の思い通りにいかないとキレ出す。

実母は本が大好きで、絵本もあの人の趣味で買ったものばかりで、私の絵本達の影響はかなり大きなものとなっている。
しかしキチ◯イのキッチンドランカー
略してキチキチ。

そんなもんなんですよ。人間て。ね。

私は自己分析ができないので言い表すことは難しいけど、体は小さい頃から弱かったです………以上。

という雑念でした。

#嫁姑 #人間としての在り方 #確執 #近況 #エッセイ

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