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その単語だけで大きくて、きれいなイメージが湧き出てしまうもの、それはきっと手垢もついているので、使うときはよほど気をつけないといけないといったことがありますが、それの筆頭として挙げたいのは春爛漫ですね。次いで遠花火、星月夜、熱帯夜、流れ星とか。事実、春爛漫を使った俳句はとても少ない。俳人たちは同じ警戒をしてきたにちがいありません。 春爛漫には実は苦い思い出があります。若い頃、句会にこの言葉を使って投句したら、メタメタに叩かれた。こんな言葉を使ったらだめだと。こけおどしである