私を俳句に引きずり込んだもの
選評で私に、取り合わせが近すぎると指摘される句に比べて、遠いといわれる句は少ないですね。動く動かないでいうと、近ければ動かない。おそらく、季語やとりあわせた物や事について、動く、別のものを持ってこれるという批評に敏感で、近づけていってしまうのかもしれませんが、極論してしまうと、近いより遠いほうがいい、少なくともより現代的です。
袋回しにおもしろい句が多い(と感じる)のは、やむにやまれず取り合わせるから、読む側がなんだろうなんだろうと想像をたくましくするからではないですかね。