DTMで使えるテクニックのすゝめ①
DTMで使えるテクニックについてまとめたいと思います。
ダブリング
まず一つ目にダブリングいう方法です。
同じフレーズを2本重ねたりディレイをショートディレイかけることで音の広がりや迫力を出せます。
よくボーカルやギターで使われます。
同じフレーズ2回録音すればよいのですが、1回録音したフレーズを別トラックに複製し少し片方のトラックを数ms~数十msほどずらし、左右にパンを振ると同じ効果が得られます。
自分は、この時パンは左右100%で振っています。
多くのバンドは上手にギターがいると思います。
ですので左側に振ったギターをずらして少し遅らせるとより自然な気がします。
音の壁を作りたいときや、音の圧を出したい時など有効です。
ステレオイメージャーでも音を広げることはできますがダブリングのが迫力が出ます。
自分は、迫力を出したいときはダブリング、音の太さや迫力はそのままに自然な感じで広げたいときはステレオイメージャーを使ってます。
あんまりずらし過ぎると違和感が生まれます。かといってずらし足りないと音の広がりに欠けます。
確認の際にはヘッドホンではなスピーカで確認すると分かりやすいです。iphone のスピーカーのがダブリングの効果を確認しやすい気がするので最終チェックは iphone でしてます。
ベースのライン録音を重ねる
ベースのライン録音とエフェクターやアンプシミュをかけたトラックを重ねます。
歪ませるほどトレブルが強くなり、ローが削られ音程感が弱くなります。
逆にベース用の歪などでは低音まで持ち上がってしまうものもあり音圧を上げる際に邪魔をします。
エフェクトをかけたベースにライン録音の音を混ぜることでローがしっかり鳴っていて音程感がわかりやすく、かつ歪んでいるサウンドを得ることができます。
自分はエフェクトをかけた音をメインにしてライン録音の音はうっすら混ぜております。
バストラックにまとめるとバランスを崩さずに音量調整できます。
リバーブを軽く歪ませる
FXトラックにリバーブを挿入し軽く歪ませた音をセンドリターンで各パートにリバーブをかけてます。
軽く歪ませることで音像が少しにじみより生々しい感じが得られます。
DTM の欠点としてハイファイ過ぎることがあります。
バンドサウンドでハイファイ過ぎると音が分離しすぎてしまい、リアリティが損なわれてしまいます。
プラグインのリバーブはハイファイなものが多く透き通るきれいですっきりしたリバーブが多い気がします。
デジタルっぽいサウンドを狙っているならこのまま使うのもありですが、インディー感やスタジオやライブハウスで演奏している感が欲しいならぜひ試してほしいです。
さらにローファイな感じを狙うならテープシミュレーターを使い少し揺らしてもよいと思います。
インディー、ドリームポップなどのローファイかつキラキラした感じを狙うならさらに薄くコーラスをかけるのもありです。
自分は歪として Overlaud の Gem Mod というプラグインをつかってます。
コーラスエフェクトなのですが歪ませるつまみがあります。
作曲家・和田貴史さんがyoutubeで紹介していたのでこの動画を参考にしていただければと思います。
バスドラムを別トラックにする
バスドラムを別トラックに分けることでアタック感やローをコントロールしやすくなります。
ミックスをしているとバスドラムが埋もれがちになると思います。
それを防ぐためバスドラムだけパラアウトしてEQ、コンプをかけ、バストラックへ送っています。
バスドラムだけ個別に音量調節できることや、バスドラムだけリバーブを外せたりできるというメリットがあります。
基本として低音にリバーブをかけないほうが良いです。
自分はバスドラムを基準に全体のバランスを調整しているので必ずやってます。
こちらはシユウさんの動画が参考になると思います。
終わりに
アーティストやエンジニアによって使うテクニックは様々です。
いろいろ試してみるのは良いですが基本的なセオリーは存在すると思います。
また、身近に教えてくれる人や目標にしてるエンジニアなどがいるならばまずは教えてもらったとおりにやってみるのが良いと思います。
色々な人のテクニックを取り入れていくと音がごちゃごちゃになってしまいバランスが崩れたり、音像がぼやけてしまったりします。
経験を積んでくる間に応用力や取捨選択する能力が身についてくると思うので、まずは誰かのミックスを真似してみてください。
自分も試行錯誤してるので使えるテクニックがあれば教えていただきたいです。
オススメのエモバンド
アメリカのカリフォルニア州の3ピースエモバンドです。
テクニカルな指板を駆け回るリバイバルエモ、トゥウィンクルエモな感じが最高です。
algernon cadwallader や Their / They're / There 好きな方はハマると思います。
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