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エモにおけるDIY精神のすゝめ

2023年も終わりですね。
どうも、あんじゅんです。

エモってジャンルをディグってると「DIY」とか「DIYサウンド」って言葉をよく目にしませんか?

今年はエモにおけるDIYとは何かについてまとめてみようと思います。

1.エモにおけるDIYとは?

エモ史において、DIYという言葉がでてくるのは2010年前後の4th wave emoにあたるエモリバイバル期らしいです。
バックグラウンドとして3rd wave emoはFall Out Boy、Dashboard Confessional、Taking Back Sundayなどが台頭し、エモが商業的に評価され、人気が上昇していました。
しかし、2000年代後半にかけて徐々にエモの勢いは失われていきました。

そんな中で2nd wave emo 影響を受けたバンドがインディー、アンダーグラウンドな音楽シーンに現れます。
Tigers Jaw、Algernon Cadwallader、Snowingなどが該当します。
ここら辺のバンドを中心に音楽シーンにエモというジャンルを復活させました。
そして、4th wave emoバンドを「DIYサウンド」と評されたりします。

ここからは個人的な解釈になりますが、2nd wave emoに影響を受けたバンドたちが新たなアイデアや手法、サウンドメイクをして再構築したのが4th wave emoであるエモリバイバル期の特徴であり、この2nd wave emoの再構築やエモを再び音楽シーンに築き上げた事を「DIY」と呼んでいるのではないかなと思っております。

分かりやすいのはCap'n Jazzの様なチープなサウンドで疾走感のある曲にAmerican footballの様なキラキラしたコード感を足して、マスロックの要素を加えたAlgernoncad wallader、Snowing、their/they're/thereなどですかね。

ここで大切なのは、2nd wave emoをベースに「新たな要素」を加えていることであると考えてます。

2.DIYの精神について

個人的にリスペクトしている作品を自分自身で解釈し、それに別の要素を加えて新しい形にするということはクリエイターとして、とても重要な考え方であると思います。

リスペクトしている作品をそのまま模倣しても二番煎じ、三番煎じになってしまいます。
ですが、それは悪いわけではなく、よりジャンルや作品が洗練されていくと思うのでリスペクトしている作品をさらにブラッシュアップするクリエイターも必要であると思います。

自ら作品を作る際に、リスペクトしている作品をさらに洗練させたものを作りたいのか、それともリスペクトしている作品をベースに新たなものを生み出したいのか、これを考えたうえで作品を作ることで己が作りたいものが少し見えてくるのではないでしょうか。

3.6th wave emo

現在、ポップパンクやインディーロックの影響を受けたOrigami Angel、Hot Mulligan、Doglegなどの5th wave emoはアンダーグラウンドのシーンを超えて評価されているように感じます。

この勢いが弱くなってきた頃に再びエモリバイバルとして6th wave emoがくるのではないかなと思ってます。

5th wave emoの多くのバンドはエモの比率が減っているように感じ、エモ寄りのポップパンク、エモ寄りのインディーロックみたいになっているように感じます。

なので、もう一つの可能性として、より洗練されたエモが6th wave emoとして現れるのではないかなと思っております。
多様化したエモからほかの要素を取り除き、エモとしてより洗練された曲って感じですかね?ふわっとしていてすみません。

4.終わりに

エモにおいてDIYの精神は切っても切り離せないものだと思います。
この記事は割と個人的な解釈や主観が大きいので、各々の解釈でDIYの精神を取り入れてみてほしいです。

あと、この記事を見て共感してくれた人が新たな形のエモを作ってくれたら最高ですね。
自分も日々、新たな形のエモをできないかと模索しております。
一緒にがんばりましょう。

それではよいお年を。




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