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道具について。

「ツール」とか「ギア」って言えば今風なんだろうけど、僕の中では「道具」という言葉で表すしか無い。

ナイフは沼である。
基本的にビクトリノックスのトラベラーがあれば、日常生活に必要なナイフは事足りる。
それをブレードの材質だとか刃厚だとかエッジの種類だとか言い始めるともうダメだ。ナイフの他にも砥石やオイルが増えていく。
今のところモーラのコンパニオンHDMGとベーシック511の2017年カラーに前述したビクトリノックスのトラベラーで済んではいるが、困ったことにベーシックの2018年カラーをみつけてしまったうえに、カーボンブレードばかりなのでガーバーグを買えばステンレスブレードの上にフルタングだから一石二鳥かななどと考えてしまっている。
ナイフは沼である。

テントは沼である。
僕の最初のテントはモンベルのムーンライト3型で、その設営の簡単なことと居住性の高さにテントはもはやこれで完成してしまっているのではないかと思ったものだ。
「ゆるキャン△」に於いて志摩リンさんが使っているのを見てさもありなんと頷いていた。
話を戻すと、僕は1年ほどでムーンライト3型を売り払いムーンライト1型を買い、半年ほどでそれを売り払い風魔プラス1のツーリングテントに買い換えた。必要とするスペックは使う人の使い方で変わっていく。今もムーンライト3型は最もベーシックで優れたテントだと思う。だが、僕の野宿スタイルは徐々にベーシックなものでなくなっていったのだ。
今現在、所持しているテントは風魔プラス1のツーリングテントとコールマンのエクスカーションティピー210の2つであるが、どちらも前提としている野宿スタイルであれば非常によく出来たテントであり、お買い得であると思う。
しかし僕は今ではキャンプにテントを使うことはない。僕はもうベーシックなキャンパーではなくなってしまった。
テントは沼である。


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