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句集を読む

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句集を読み、収録句の中から印象に残った句を何句かpick upさせて頂いています。
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2022年12月の記事一覧

句集を読む:『橋朧 ―ふくしま記』

『橋朧(はしおぼろ)―ふくしま記』 永瀬十悟(ながせとおご) 2013 コールサック社  著者は1953年須賀川市生まれ 「桔槹(きっこう)」同人  本書は第一句集:全408句 [章立て] 第一章 ふくしま 2011年春 (震災直後二ヶ月の句) 第二章 (震災後約2年間の句) Ⅰ 少年の日 2011年夏 Ⅱ 海に行かう 2011年秋 Ⅲ 松明(たいまつ)あかし 2011年冬 Ⅳ 木を描く 2012年春 Ⅴ 杳(はる)かな時間 2012年夏 Ⅵ 銀河濃し 2012年秋 Ⅶ 白

句集を読む:『むずかしい平凡』

『むずかしい平凡』 中村晋(なかむらすすむ) 2019 BONEKO BOOKS 著者は1967年生まれ、福島市在住。金子兜太に師事。 現在は「海原」同人、定時制高校の国語教師。 本書は第一句集:全259句 [章立て] むずかしい平凡 (主にここ数年、震災に関わらない句) 春の牛     (主に2011年以降、震災に関わる句) 青い胸板    (主に2005年「海程」入会以降、2011年までの句) 初期句編    (主に1995年より「海程」までの句) 福島市在住の俳人の