更年期かどうかわかるのは閉経してから
更年期の定義は
「閉経をはさんで前後5年間をいう」です。
閉経とは、最終の月経から1年間月経がこないと閉経したと言います。
365日です。
閉経日は1年前の最終月経日となります。
その閉経日をはさんで前後5年、計10年が更年期なります。
つまり、「閉経した」とわかった時点で更年期10年のうち6年終了したことになります。
ということは、「今、更年期」とはっきりといえるのは更年期6年目から。
更年期の始まりもわかりません。
更年期の始まりはなんなのかも、わかりません。
生理不順が、卵巣機能低下でおきているのか、更年期に向かう変化なのか単純にはわからないのですね。
また、更年期に向かう変化である生理不順が続くと、2・3年で閉経すると言われていますので、生理が順調に来てても閉経前の5年間という更年期に入っている可能性はあります。
更年期では明らかにエストロゲンが減少しますが、単純に血液検査でエストロゲン値を検査しても、採血した時期が月経周期のどの時点かで変わります。
まして、生理不順になっていると、採血した時点が月経周期のどの時点かさえもわからなくります。
さらにエストロゲンが減少すると脳の命令で「ちゃんと分泌するんだ!」という命令のホルモン(FSH)が大量に出されるので、卵巣は一時的に反応して逆にエストロゲンが高値になることもあります。
もともとエストロゲン値は個人差も大きいので、単純にエストロゲンの数値を見るだけで、更年期がはじまっているとはわからないのですね。
更年期の終わりも、閉経後5年と言われていますが、何をもって終わりとするのか明らかになっていません。
なんとなく更年期症状がなくなったかな・・楽になったかな・・と思う人もいれば、何の変化を感じないひともたくさんいます。
一般的に5年といっても、個人差があるだろうしきっかりと測れるものではないのですね。
混乱させてますね・・
結論その人が、いつから更年期が始まるのか、始まっているのか閉経がいつ来るのか、終わるのかは、予測をすることはまずできません。
37・38歳ごろからエストロゲンは減少し始めますから、そこからいつ更年期は始まってもおかしくないと思っていてください。
私は、更年期のことに関わって8年経ちますが、なんてアバウトな世界だろうと思うわけです。
はっきりと数値としてわかるのは閉経だけ。
いえ、もしかしたら月経最終日の記憶も朧気ではっきりしない人はたくさんいると思います、私もその一人です (笑)
このアバウトさが、更年期とらえ方や治療に大きく影響を与えています。
本人が、更年期なのかわからない
医師がデータを見ても更年期なのかわからない
この科学が発展した現代でさえも、アバウトなことしかわからないことに、私は、逆に生命の神秘さを感じています。
これから、科学がさらに発展して研究が積み重ねられいろいろわかってくる発展途上の健康分野だと思っています。
いろいろわかってきたら、とてもおもしろい世界だろうと思います。
それまで、私、生きていたい気もするけれど・・、間に合うかしら?
あまりにアバウトなので、悩む人も多いですね。
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