日記に書くべきこと

春なんてどこにもないなと夜になるたびに思うんですけど、昼はそれでもずいぶんと暖かくなりましたね
最近は春のことばかり考えてしまいます
これも恋みたいなものかもしれないです
歳をとると季節しか楽しめるものがなくなるなんて思うと悲しいですね

写真を見返すことってあるでしょうか?
僕が写真を見返すのは何かを思い出す必要がある時が多いです
過去に見た展覧会の作品や作者、旅先で食べた物やお店の名前
それでだいたい全部なんですけど、必要なものを探す過程で日常のふとした瞬間を記録していたものに心奪われることがあります
その時はなんとなくで残したのに、その時や前後の感情が蘇るのはそういう写真だったりします
なんだかおかしいですね
積もった写真の枚数で自分が長く生きてきたのだなと思います
幸せだったんですね、今も思えば幸せなのかもしれませんけど
写真ってやっぱりいいですね

せっかく日記を書くのであれば、その時の感情が蘇るようなことを書きたいですね
自分の日常に誰も興味がないだろうと思って、なるべく書かないようにしていましたが、そもそも思想も興味持たれるようなことでもないですから、考えを改めるべきなのかもしれません
日記を書いている人ってどんな粒度で日常を切り取っているんでしょうね
誰か教えて欲しいです
でも、30年後や50年後じゃなくて今始めたのはついているかもしれませんね
ここから先のことは自分の記憶が外付けになっていく気がします
ここから120年生きる予定なので、文明に助けられたいです

今日はもう眠ろうと思います
あなたもどうか健やかで
おやすみなさい
おやすみなさい
では、また

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