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メルマガで使われる「ボタン」って本当に効果的?

こんにちは。「配配メール」の大塚です。

前回、初めてnoteを投稿しました。件名に関わる内容ですね。結論としては件名は短く簡潔に!です。

さて、第二回目ですが、メルマガのCTAに関して、我々が提唱しているのは以下の通りです。

この結果から分かるように、ボタンが最もクリック率が高いです。
ただ、本当に有効なのでしょうか?
そんな疑問から、ぜひ実際の数値を見て比較してみようじゃないか!

ということで、今回のメールマーケティングの科学は
「テキストリンク」と「ボタン」でどちらがクリック率が高いのか、です。

施策:テキストリンクを活用する

上述の通り、CTAはボタンが有効です、と提唱してきました。ただ、弊社の記事の紹介のメルマガは、CTAの直前に記事の簡単な概要文を載せています。つまり、読者は概要文を見て、記事を見る(=クリックする)かどうか判断しており、CTAがどんな形式であってもクリック率には対して影響はないのではないか、と考えました。

ボタン
テキスト

結果:テキストリンクのほうが優位

今回の結果はこちらです!

テキスト形式のCTAがクリック率、反応率ともに優勢という結果となりました。

考察:ボタン内の文言の視認性が低い

結果はまさかのテキスト形式のCTAが優勢でした。ただ、数値的にそこまで大きな差が出ているわけではなく、仮説で立てた「ほぼ同じ」といえる内容でした。

それでもテキスト形式のクリック率、反応率が高かった要因は「視認性」にあると考えております。

本文内のボタン自体は目立っており視認性も高いといえます。ただ、肝心のアクションを促す文言の「記事をよむ」が白文字でボタンの色やメールの背景と同系色となっており、一瞬では視認しづらい状況でした。

また、昨今スマートフォンでは当たり前になりつつある「ダークモード」を利用されていると背景が暗色系になるので、白文字でも視認性は高いかもしれません。
ただ、日本国内ではメーラーやメールアプリでダークモードを利用していない人は8割以上と、まだメルマガ読者もほとんど利用していないと想定されるため、こちらが確認した状況と一緒かなと思います。

一方でテキスト形式は、シンプルであるのと他の文字よりも大きいサイズである、というのが相まって、本文中でも分かりやすい状況になっておりました。

総括:なぜボタンがいいのか?を考える

これまで我々の提唱してきました「ボタンはクリック率が高い」ですが、根本的な「なぜボタンはクリック率が高いのか」が抜けておりました。これは反省です。

ボタンがクリック率が高いのは、他の要素と比べて一般的に視認性が高いからです。なのに、視認性が低くなりそうな要素を加えてしまっては、意味がありません。

さらにいうと、読者の状況もしっかり把握しておく必要もあります。
トレンド的にダークモードがきてるが、そこですぐに対応する!!のではなく、読者のデバイス比率やよく見られているメーラーの割合などを分析し、読者の状況を把握したうえで対応すべきかどうか、を判断しましょう。

今回は自戒の念を込めた総括となりました。
ただ、こういう失敗も繰り返して良いメルマガを作るんだ!と心に刻み、さらにメルマガ作成に邁進していきます。