かずひ子

避難場所であり備忘録。

かずひ子

避難場所であり備忘録。

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備忘録

なんでもない。ただの思い付きだ。日記を書くことにした。誰かに見て欲しいわけでもない。ただ日常に変化をもたらしたかった。それだけ。さあ書くぞと意気込んだものではなく、つらつらと日記を書いていったら面白そうだなと思ったから、それだけだ。 ひとつ、ひとつだけこの日記を書こうと思った理由がある。私は毎日のようにツイッターを眺めているが、自分から呟くことは推しの話以外ほとんどない。基本受動的なのだ。私はツイッターでは絵をあげているのだが、ふぁぼの数をみると、普通のつぶやきと、私の描く

    • 歌うこと。12月。

      2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下12/1から書きためていた12月分のもの。 11月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 布に乗せられたピンクのインク手について指紋が印刷される 朝遅く講義が終わらないうちにバイトへ向かう暑い冬の昼 テストピース岩絵具のきらめきと水干絵具の確かな厚み 仏教の鮮やかすぎる装飾の色見本は赤緑に金 52の絵の具のピースこれからの色の見え方を変えてやるのだと レコードはBGMに日本画に目を凝らしてよ夢の展覧会 空を覗くフ

      • 歌うこと。11月。

        2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下11/1から書きためていた11月分のもの。 10月分はこちら 五日ごとに分けてあります。 のこぎりで木枠のかけらを持ち帰るための木屑の檜の香り 平日のバイトはおはようございますの声が多くてバクバクしちゃう JAMの紙とインクとリソの偶発性大事に折って紐で包んで さりぺらり紙を擦る音紙の匂い白黒世界に進撃していく 騒がしくカラッと晴れて沓掛の最後の校舎の最後の芸祭 木片の直線を曲線に変える手の体温が伝わっていく 夜7

        • 歌うこと。十月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下10/1から書きためていた10月分のもの。 9月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 まだ暑い後期のプレゼン準備する私は夏に引きずられている 清滝はグラデーションと木漏れ日で土から水の境目はエメラルド 油絵を水色ピンク黄色々アクリルで塗りつぶして仕舞おう 朝7時バスの後ろで博物館ポスターを練る気持ち悪くなる 俺のターン入稿データ作成中僕らだけの中学二年生 私はね、ねえどれがいい?が好きなの。あなたの好きな本を教え

        • 固定された記事

          歌うこと。九月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下9/1から書きためていた9月分のもの。 8月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 Septenberらしく涼しい顔してる夏の終わりのつくつくぼうし カラオケで歌の合間に話す旅程明日は私たち渋谷だって 藝祭と青の時代の展覧会青の友達と見に行く東京 夢の国友人とならどこへでもエレクトリカルなパレードで〆 ¡Hola!と言うゴンドリエ越しに人工の火山と水の都を見上げる 新幹線で夢から帰ってきたならばおくりびとになり世界

          歌うこと。九月。

          歌うこと。八月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下8/1から書きためていた8月分のもの。 7月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 夜歩く課題撲滅人間は筋少とともに夜を過ごして 試着するメガネはぼける。度がなくて似合ってるかどうか教えてよ バイトする時の少しの無力感私はいつも少し頼りない 待っていたゼノブレ3広大なマップを歩くおくりびとたち アフタヌーンティーを楽しむぬいたちと前期お疲れ様と美味しく しっとりと少しのやるせなさと倦怠感夏のバイトの電車の中は ゼ

          歌うこと。八月。

          芸大生の就活

          こんにちは。こちらは23卒の芸大就活生。七月に入ってやっと内定がもらえた。 個人的な就活の印象としては、想像以上にメンタルケアが大事で、めちゃくちゃしんどかった。でもボス戦と同じで、もっと対策をしていけば振り回されることなく結果を出せたのだろうなと思う。そこで、私の主観からの意見になるけど、ゲームのグラフィック職の就活について振り返って書いていけたらと思う。また、私のようにゲーム業界での就職を目指している芸大生がいるなら、すこしでも参考になると嬉しい。 このnoteは、そん

          芸大生の就活

          歌うこと。七月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下7/1から書きためていた7月分のもの。 6月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 今度こそZOOMに映る僕の顔気張って踏ん張って笑顔でいけよ 心がないような気持ちでいるバイト昼飯を食べる話に困る アイスと豆腐のために漕ぐ自転車は生きてる動きの爽やかな脚 アルバイトリーダーらしい先斗町僕は上司と生肉を食む 過呼吸で旅程を話す真夜中のライン電話は恵まれている PCの隣の小さい通知画面。最終面接らしい嬉しい。 面接の

          歌うこと。七月。

          歌うこと。六月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下6/1から書きためていた6月分のもの。 5月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 公園と会社を往復する正午こんなん終わりだ対面面接 猫の爪切りで感じる存外に力が強いそのふわふわの手 説明会の間に猫と戯れる今日一日は生理と共に 猫の耳甘噛みしてもしなくても許しておくれと毛皮に沈む 蚤の市とブリキのtoiでぼくたちのライチを読んでお手紙を書く 面接は熱帯雨林で37通りの家族を見て猫と寝る 豆腐膳大豆八割発酵二割の昼

          歌うこと。六月。

          歌うこと。五月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下5/1から書きためていた5月分のもの。 4月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 切って折るスタイロフォーム積み重ね作ることの始めは楽しい。 POPPYとは祭りのようで祝祭と呪物は似てる祈りのようで 戸惑ってる猫とベッドは一階へ歩く物置部屋にバイバイ 白毫寺整った花と人のいない高円山から高校を見る ゆうべは よく おやすみ でしたね  飛び起きる鯉のぼりは遠く、戸川純 アウトローな説明会でPCと向き合いながら傷の

          歌うこと。五月。

          つらいなら美味しいもの食べて良いし、楽しいことして良い。生きることってそういうことかもね。

          常に毎日が不安でつらいよ。でもハッピーなことして生きてるよという記事です。 美味しいもの食べて、楽しいことをした。生活をしている。嬉しいね。 みんなも嬉しい毎日にしてね。

          つらいなら美味しいもの食べて良いし、楽しいことして良い。生きることってそういうことかもね。

          歌うこと。四月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下4/1から書きためていた4月分のもの。 3月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 おかえりと言ってくれたtoiとお昼を食べて撮り終えた動画面接 エントリーシート永遠に終わらんし猫は可愛いし僕は眠たい 作品たちブースみたいで可愛いじゃん私を採用しなよ面接 速攻でエントリーシート書き上げた嘘の吐き合いだ就活なんて 藤原京に続く道には桜と桜それを覆うほどの菜の花 バ帰りに食べるマクドのてりやきチキンフィレオ一番美味しい

          歌うこと。四月。

          歌うこと。三月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下3/1から書きためていた3月分のもの。 2月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 お昼休憩いただきまして都々逸のような心地良さ トリートメントしてもらう時の白い布半分浮かんで見るストレート 寝落ちしてバイト休んで家事してゆっくりご飯を食べれる幸せ 最高に最強素敵な女の子過ごした後は靖子ちゃん聴く 玉姫様叫びたいのを我慢して制作続けてる僕は偉いから 嘔吐悪寒腹痛微熱の症状には友達と話すのが良いでしょう。 証明する

          歌うこと。三月。

          歌うこと。二月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。から、以下2/1から書きためていた2月分のもの。 1月分はこちら。 五日ごとに分けてあります。 色とりどりのアトリエの床に豆をまく8時間制作は鬼と福 バイトときどきお菓子予報に甘えて昼まで寝させろ話しかけるな 恵方巻きいつもの食事の時の目線が北北西を向いていると知る 午後8時寝落ちて五日の午前4時あの世に想いを寄せる冷徹 終バスの「終」を見ながら振り返る進級制作も終わっていく 作品の大移動するアトリエの掃除は年度末の実感 展

          歌うこと。二月。

          まいっている

          こりゃまいった。まいったことを書いていく。 創作をするのは楽しいけど、その創作の方向がでっけ〜〜作品を描くぞ描くぞではなくて小さい可愛いものを愛でるような気持ちで描いている。例えば0号のキャンバスとか、小さなフィギュアとか、刺繍とか、雑貨とか。 二次創作の方が楽しいし大好きだから、大学の制作なーんもできん。 芸大入って学んだことって、僕は創作意欲が二次創作以外にはあまり湧かなくて、日本画のような大きい作品を作る労力と出来上がった作品の処分方法をどうしても考えてしまうから

          まいっている

          歌うこと。一月。

          2022年、短歌をしてみようと思った。 以下1/1から書きためていた1月分のもの。五日ごとに分けてあります。 新年の乾いた空を浮遊して去年の死骸を見に行きましょう 初笑い番組見つつお雑煮を一人で食べたしんしんと涙 朝焼けの瞬間にひとり猫を撫でていた人だけがのぞける世界 じんじんと口内に血の穴掘っておまえはもう死んだのよ親知らず 飼い猫が隣で寝てるそれだけの休日なんて素敵な休日 ラベンダー色の水道水飲んでじんわり残る花の青臭さ 通学路陸軍分列行進曲聴きつつ歩く僕は

          歌うこと。一月。