メモ:2024オークス

チェルヴィニアに脳を焼かれるレースか否か?

土曜日の馬場について

相変わらずイン前の押し切り競馬が続く。高速馬場ということもあり鞍上が前に出すもスタミナ切れで負ける馬が続出する馬場でもあるため、例年通りスタミナ+切れ足勝負と見ていいだろう。
注意する点としては、単に先行する馬ではなくあくまでも「追走」できる能力であり、逃げということではないこと。

全頭評価

1ミアネーロ
前走荒れた内を走ったミアネーロ、大外ぶん回そうとして一瞬ブレーキ→再加速で着差を縮めたホーエリートを買いたい。

2クイーンズウォーク
前走見る限り、負けはペースなのではと感じた。1番枠で後ろからにはできず、中途半端なペース、荒れた内側を走らされて足が残っていなかっただけかと。重量級となると長距離は追走でスタミナ削られることが多いためやはり割引かと思う。

3エセルフリーダ
前走ニシノティアモから0.2秒差つけて勝っているが、1頭だけ荒れてない馬場をピンポイントで通してきたように見える。特に中山はコーナーが荒れてるとかなり消耗するし、直線も伸びるインに周り混んできた操縦性は評価するが。結局フラット馬場になると力の差で負けてるのが2走前。

4パレハ
前走負けすぎ。

5コガネノソラ
東京に限るとかなり強い。前走は2頭分前を走ってたニシノティアモを刺した後そのままゴールしたが、ゴールまで粘られたこと、そのニシノティアモもエセルフリーダに馬場の差はあるが負けてることを考えるとそこまで飛び抜けてはいないと考える。買っても紐だし馬券には入らないかな。

6サンセットビュー
前走負けすぎ。

7ステレンボッシュ
末脚モンスターの馬場大抵長距離もなんとかなるのが競馬。なぜかというと、よほど馬場の恩恵がないと前残りにはなりにくいスタミナ勝負であること、かつ牝馬の2400なぞ終盤はヨレヨレになるためスタニングローズやハーパーなど古馬G1でも注目を浴びるレベルが必要。現状先行勢にそのような馬はいなそうで、今回も結局後ろから全てを飲み込む可能性の方が大きいと思う。ただ鞍上が長距離不安のある戸崎であるため頭では買いたくない。笑

8ホーエリート
フリージア賞見ると壁、壁、壁、さらに壁で脚使えずゴール。前が空いて精一杯だったアドマイヤベルと比べると当馬を評価できる。百日草特別では完全に前受けが苦手なことを示しており、上がりがないことからスタミナ勝負が得意なタイプと判定。操縦性が良いため壁地獄になったことと、2400mの8番枠ということからハーパーのような競馬を期待する。

9ラヴァンダ
外外決着となったチューリップ賞では完全に置いてかれている。同じ馬がでること、その馬と同性能かそれ以上の馬がいる点から買えず。

10アドマイヤベル
上がり33秒台を連発してること、特に前走ではレベルが低い馬たちばかりの中で別次元の脚を見せてきた。ただ、これがステレンボッシュだったらさらに化け物脚を使ってそうなイメージ(ここは勝手な妄想)なので、1着狙えるかと言われると疑問がある。理想は中段追走→バテた前を捉えつつ後ろからの馬を凌ぐ競馬だろう。狙っても2着までか。

11ヴィントシュティレ
前走1頭だけ1000m58.6で逃げ切ったスタミナ馬。スローだと完全にいっぱいになること、2000のあのペースだと最後はギリギリだったことから2400はでは流石に無理か。

12チェルヴィニア
桜花賞の当馬は本当に悲しい負けだった。18番から中団につけたところで脚を使ったこと、そのままコーナーに突っ込んでいき大外をぶん回しで坂の手前まで来たところで完全に脚が残っていなかったという結果と考えている。アルテミスステークスを見るに、完全に脚を溜め切らないとだが爆発力と持続力はかなりのものであると思う。長距離を制御できれば(元々そんなにかからないとも思うし)ステレンボッシュとまともに戦えると予想。

13スウィープフィート
チューリップ賞では恐ろしい末脚で他馬を抜き去った。しかも桜花賞ではライトバックの完璧ブロックで追い出しも遅れたことによる負け。タイミングさえ合えばアスコリピチェーノの末脚とも張れるが後ろからになることが致命的ということである。長距離ということでライトバックを逆転できる目が出てきたことが幸い。

14ライトバック
エルフィンS、桜花賞と前に行く性格のおかげでスウィープフィートを2タテしている。1600だとその能力の差で勝ってるが、2400mの場合は温存力が上回る想定。ただ、馬場の真ん中がバンバン伸びる状態なら頭まであってもよい。その場合は差し損ね勢を2.3着にすればよいため実はライトバックの頭が狙いやすそう。(しかもステレンボッシュは戸崎なので壁壁地獄の可能性もある)

15サフィラ
チェルヴィニアに置いてけぼりにされた馬。そのチェルヴィニアも桜花賞ではロスに負けて敗北している。この馬はスローじゃないと切れる脚がないがながーーーい脚を使う馬。例年通り後ろからギリギリで届かせる競馬&有力馬が壁に苦しむなら3着が数%あるか。

16ショウナンマヌエラ
力の差は見せつけられた。弱い。

17タガノエルピーダ
チューリップ賞はコーナーで脚使ったことで差し切るスタミナが残っていなかった。ただ本来は持続力勝負の馬なため、中団で残し切ることを狙うはずが大外に飛ばされたのは痛い。

18ランスオブクイーン
前走はスローで溜めた脚を使ったら他の馬が垂れていっただけ。強くないと思う。

馬場状況を整理した上での順位付け

打点を狙うならライトバック頭

土曜日の馬場からイメージするに、逃げ馬は切りたい。
着内に来るイメージとしては、①中団ないしは先団で追走しスタミナ十分な馬が残る可能性があること(ここで各馬の能力比較を行い、どれだけ残せるか=スタミナがあるか)を見極めたい。
②次に、後方から全てを飲み込んでいく足で決着をつける馬(近年だとスターズオンアース、リバティアイランド)を見極める。

①追走してスタミナ押し切りタイプ
5コガネノソラ
8ホーエリート
17タガノエルピーダ

②後方から決着タイプ
2クイーンズウォーク
7ステレンボッシュ
10アドマイヤベル
12チェルヴィニア
13スウィープフィート
14ライトバック
15サフィラ

このように整理すると、2のタイプがひしめき合っており、誰が抜け出すか問題になる。この時に筆者が重要視する点は、鞍上が他の馬の位置を考えてアドバンテージをとれるか、である。この点においては川田、ルメールに勝る鞍上は現在いない(デムーロも該当するがタイプ①)戸崎は馬の消耗を少なく走ることに長けているが、その位置をコントロールできない点が長距離成績が芳しくない(ダービー好走してたりするが、、)理由の一つだろう。

ということからトータルの評価として順位付けをした結果である。
①タイプ
8.17

②タイプ
2.12 > 7.10.14 > 13.15

2は川田が自信があるコメントをしているが大型馬かつ内枠のため外に出そうとするとかなり後ろからになる点から12を優先したい。また、2が外に出さないリスクよりも7が能力値だけで走ることにベットします。また、17番枠からデムーロが先団につけられることにもベットします。リスクを負える方は8.17両方を2列目に設定することも良いかと思います。
※この予想メモを読んだ方は、チェルヴィニアが前走単純に力負けした可能性があることを込みでご自身の馬券購入としてください。

馬券

馬連
12-2.7.17

3連複
12-7.17-2.7.8.10.13.15

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