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【エジンバラ 大学留学:後期】スポーツとメディア①メディアとスポーツの関係

こんにちは。

後期の授業の1つであるスポーツとメディアについてまとめていこうと思います。

この授業で学ぶこと

この授業では、なんでSportsとメディアの関係を学ぶことが重要なのか?ということを考えていきます。

授業の範囲は以下の通りです。
(1) スポーツメディアの歴史
(2) メディア理論
(3) 理論の実務的な当てはめ

Week1授業のまとめ

最初の授業でざっくりしたSportsとメディアを学ぶ理由として答えとして、
(1) メディアとスポーツの関係は時代を反映する。
(2) スポーツメディアとテクノロジーは時代を反映する。

ということが説明されました。つまり、メディアのスポーツ報道を見ることで、その時代背景が反映されているし、その時代が支配しているテクノロジーもわかるということですね。

前者は今回の授業で触れませんでしたが、後者のテクノロジーのことは、割とわかりやすいですよね。

つまり、19世紀後半くらいは新聞、20世紀初頭から戦後あたりはラジオ、その後テレビとなり、衛星放送が加わり、現在インターネットの発達によるSNSが中心になってきていると。

Week1の講義は、こんなざっくりした感じだったので、割とすぐ終わりました。

授業内で扱われた事例として興味深かったのが、スポーツとメディアの関係がうまくいっていないリバプール の事例でした。

皆さんは、ヒルズブロの悲劇という事件をご存知でしょうか。詳細はリンクを見ていただきたいのですが、1989年4月15日にイングランド・シェフィールドのヒルズボロ・スタジアムで行われた、サッカー・FAカップ準決勝のリヴァプール対ノッティンガム・フォレスト戦において発生した群集事故で、不幸にも100名に近い方がなくなっています。

この時イギリスの新聞社の the Sunが、リバプール のサポーターが死人からお金を盗んだ、警官に殴りかかったとでたらめの記事を書いたんですね。当時のサポーターはフーリガンと呼ばれていたので、最初は読み手はリバプール サポーター許すべからずとなったのではないでしょうか。ところが、この記事は全くのデタラメということが判明しました。しかも、この記事は、警察に裏も取らずに警察に味方している記事でした。リバプール サポーターがもちろん大激怒。俺らはサッカーは愛しているけど、そこまで落ちぶれていないし、警察の犬にもならないぜと。なんと30年たったいまでもリバプール では、The Sunの不買運動が続いているとのことです。

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授業で扱った論文

『Sport and social media research: A review 』(Filo,2014)

SportsにおけるSocial Mediaの役割の各論文の分析、整理

SportsにおけるSocial Mediaについて書かれている論文を分析すると、ソーシャルメディアは、スポーツにおいて、消費者とのインタラクションを通じて、ブランドを作ること目的に、主にビジネスで用いられている。
分析したSport Social Mediaの研究を整理すると以下のようにカテゴライズされる。
(1)Strategy:  ソーシャルの役割の分析
-インタラクションがブランド作るとか
(2) Operation-戦略の実施状況の確認、実行について
(3) Use focused-どうやってuserをMotivatesさせるか。

<この週の感想>

今週はさらっと終わったので、そんなに感想はないのだけれど、今の時代ソーシャルメディアは、ビジネスだけでなく、社会問題の発信にもつかわているのではと思っていたので、少しイメージと違いました。

上記の論文の分析と、大坂なおみの件などを考えると、彼らは、ソーシャルイシューについては、従来のマスメディアを使って発信することを意識しているかもしれない(もちろんブラックライブズマターの写真はSNSで見ることができる)。これはマスコミとSNSのターゲットを考えれば、合理的な仮説なような気もする。政治とアスリートもこの授業の重要なテーマだなと思う。

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冒頭写真 ©️Loughborough University

https://www.lboro.ac.uk/media-centre/press-releases/2017/august/changing-face-of-communications-in-premier-league-/

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