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Research method⑤課題について 【エジンバラ 大学留学:後期】

最近提出物や、個人的な職探しの関連でかなりバタバタして2週間ほどNoteをかけていませんでした。

2つ提出物を終わらせたので、今日からリサーチメソッドの課題に取り掛かろうと思います。

課題では、授業で取り扱った定性調査、定量調査、Mixアップローチを使っている論文から、1つを選び、論文をどのパラダイム で書き、リサーチクエスチョンに対して、適切な方法論、調査手法を検証し、倫理的な問題かないかのエッセイを作ることです。

この記事では、このエッセイにあたりどのようなポイントを抑えるべきかをレクチャーで説明していたので、その内容をまとめます。

後からこの記事を見れば、このエッセイのためだけでなく、自分が論文を記載する時に役に立つと思うからです。

アサインメントの内容

提示されている3つから1つの論文を選び、以下を論じる

(1) identify and explain the theoretical perspectives which underpin the researchers’ choice of methodology;(目安500字)

(2) critique the effectiveness of the relationship between the theoretical perspective, the methodology chosen and the methods used for collecting and analysing data;(目安1000字)

(3) identify and discuss the ethical challenges and issues raised in the paper and the extent to which these are considered satisfactorily.(目安500字)

用語の説明

Theoretical perspectives: refers to the researchers’ beliefs about what it is possible and useful to know about the world and also to beliefs about how it is possible to collect this knowledge.

Methodology:
refers to the general approach taken to answering the research questions.

Methods
: refers to the specific approach to data collection so that the research questions can be answered.

(1)パラダイム・ 理論的視点(存在論・認識論)の見極め方

ここは結構大事な要素なので、後から何度も見返そうと思います。

What are the aims of the research?
What about the research questions?

Can you identify the research design?
Hypotheses?
Cause and Effect?
Participants
What methods are used?  
What kind of data are collected/ generated?
What is the approach to analysis taken?
The role of the researcher
Claims to confidence in the findings

(翻訳)
研究の目的は?
研究の質問はどうなのか?

研究デザインを特定できるか?
仮説は?
原因と効果?
参加者について
どのような方法で行われているのか? 
どのようなデータが収集・生成されるのか?
どのようなアプローチで分析を行うのか?
研究者の役割
所見への信頼性へのクレーム

留意点
ーパラダイムについて、筆者がどう考えているかの証拠を論文から見つける
 なぜ自分が筆者のパラダイムはこうだということについて、説明をする。
 Positivismなら一般化など。

(2)理論的な視点、選択した方法、データの収集と分析に使用した方法との関係の有効性を批判する。

これが小論文のメインセクションです。ここでは、報告された研究の一貫性を評価することが求められているとのこと。例えば、  方法論は認識論や存在論と一致しているか?リサーチデザインに適している部分と、適していないと思う部分を強調する。方法論にはさまざまな側面があり、中には他のものよりもいいものもあれば記載をする。

ここは、頭を使いながらどういう方法が、目的を達成するために望まし化を考える必要がありますね。このレクチャーでも、以下の懐疑的な視点を持つように推奨されています。

・研究デザインは理論的観点とどの程度結びついているか?
・この研究では、過去や社会の文脈はどのように重要か?
・リサーチクエスチョンに答えるためには、これが最善の方法だったのか?そうだとしたら、その理由は何ですか?
・方法は目的にどの程度合致しているか?
・問題のある手順はあるか(データの管理方法など)?
・サンプリングの方法は合理的か?
・どのような方法で分析を行っているか?この方法のメリットは何か?
研究者の役割は?


(3)論文で提起された倫理的な課題や問題点を特定し、それらがどの程度満足に考慮されているかを議論する。

倫理的な話ですね。このコースは教育学部のコースなので、おそらく子供への配慮とかそういう感じの指摘になる気がします。

レクチャーでは以下を気をつけるという説明でした。

<Step1> まず、思い出すこと
・これらの問題について、研究者は何を言っているのか、何を言わないのか

・その研究はさらなる問題を提起しているか。

・情報がない場合は、何があるべきかを示唆する。
<Step2>
・研究中に、同意、プライバシー、守秘義務などの倫理的な問題が適切に対処されていたか。
・これらは論文の中で十分に説明され、正当化されていたか、あるいは情報が不足していたか。
・承認はどのように求められたか?
・同意はどのように交渉され、記録されたか?
・参加者に起こりうるリスクはありましたか、またある場合は十分に対処されていましたか?
・データ管理のためにどのような計画があるとすれば、それはどのようなものですか?

レクチャー内容は以上です。

進め方について

今回のアサインメントはこんな感じで進めていこうと思います。

今日は、(d)くらいまで行けたらいいなという感じです。

(a) 課題についての説明レクチャーを見て、Noteにまとめる (1-2時間)←今ここ
(b) 論文を読んでみて、上記で示したポイントを探る (1-2時間)
(c) 授業の復習(今回は定性分析の方法を復習予定) (1時間)
(d) 構成を考え、 友達と方向性のすり合わせ(1-2時間)
(e)    ドラフト作成(8-10時間)

実際の論文の内容、当てはめは、別の記事でまとめようと思います。

では!

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