シャトーボーイの誕生
息子は令和4年10月某日に回旋異常により吸引分娩で産まれてきました。
朦朧とした意識の中吸引分娩になると聞いた時、
「頭伸びちゃうけど元に戻るらしいし、無事産まれたら何でもいい。とにかく早く出してくれ。」
そう思っていました。
息子と同室になり、抱っこしていろんな角度からまじまじ眺めていると、頭の右側から見ると丸いのに左から見ると引っ張られた形になっているのがわかりました。
ただいずれにせよ可愛いからOKと思っていました。
そして息子は産まれたすぐから左ばかり向いて寝る赤ちゃんでした。
恐らくお腹の中の時から向き癖があったのだと思います。
しかも吸引分娩で引っ張られた左側の頭は平たく、余計寝やすかったのだと思います。
助産師さんに左ばかり向いてていいのかと相談し、たまに逆向きで寝かせてあげるといいよと言われましたが小さく脆い息子の体勢を変えるのは怖くて積極的にできず。
それよりもそんなことしたら普通に起きて泣くので、ただでさえなかなか寝ない子をわざわざ起こすことはせずそのままにしておいてしまいました。
結果、息子は見事なシャトーボーイとなってしまいました。
息子の斜頭の原因はとにかく「向き癖」と言われ続けておりますが、私はそれよりも吸引分娩が主な原因だと思っております。
息子の頭の形は産まれたすぐからヘルメット治療中の今も変わってません。
そのまんま大きくなってったんだな、という形をしております。
これを言うと「私も吸引だったよ?(でも大丈夫だが?)」とかよく言われるのですが、さすがに吸引分娩で産まれた人はもれなく斜頭になるとかそんな暴論は吐きません。
ただあまりに原因を「向き癖」だけで片付けられてしまっている現状が不服なので、「吸引分娩」も原因の一つであること、そのせいで高額で大変で面倒で厄介なヘルメット治療に踏み切らなければいけない場合もある、ということをもっと認めてもらいたいなと思っています。
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