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ハートの種で笑顔の種まきを

【百万人の夢宣言~お母さんが夢を語るルーム43~】

神奈川県横須賀市在住の中村浩子さんの夢は、「ハートの種をたくさんの人に広げたい」。
コロナになる直前、始めたハートの種を広げる活動。
どうしてこの活動を始めたのか、活動を続ける理由も、たくさん話していただきました。

人と人が、つながるために


普段は来店型保険ショップで仕事をしていますが、窓口にはさまざまな方が来ます。保険の紹介だけではなく、家族のことや婚活について、悩み事や不安などの相談を受けることが多いです。
そこで、相談だけでなく、もっとなにかできることがないかな?と考えるようになりました。人と人が繋がったら、いろいろなことが生まれるかもしれないと、つながるアイテムとして、「フウセンカズラの種」を見つけました。ハートの模様の種。これを、写真を取らせてもらったらプレゼントする、という活動を自分で始めたのがきっかけです。

最初はあまり広がらなかったのですが、コロナで出勤ができなくなり、家に引きこもりがちに。でも、その時、生まれてきたことに意味がある、コロナなんかに負けないぞ!という気持ちから、今度は生まれてきた日を喜びに、とご自身の誕生日の月日と、ひと言メッセージをもらえた人に、ハートの種をプレゼントすることにしました。
そのうち小袋に入れて配り出すと、今度は、さまざまな店舗に置いてもらえるようになりました。
これはコミュニケーションが生まれる活動として、「横須賀いいね エコ活動賞」をもらうことができました。


家族のカタチ

夫とは一度離婚し、その後再婚。いろいろあり、現在はシングルマザー。私にとっての「家族」という形は一般的な見方では失敗と言われるかもしれません。しかしながら、歳の離れた長男(23歳)と次男(10歳)は仲良しですし、元夫であり、子どもたちの父親とは行き来があり、みんなが幸せな状態にあります。
思春期には話をしない時期もあった長男でしたが、ハートの種の活動をきっかけに、園芸好きになり、トマトやインゲンを一緒に育てている。自腹で2万粒の種を配った中村さんに対して「こんなことやっているママ、ほかにいないね」と笑って話をするようになりました。

ハートの種のおかげで

種を配り出して、友だちから友だちへつながりが広がったり、普段なら知り合えないような方に会えたりしました。
実は、これまでに、親とのコミュニケーションで辛い思いをしたことがありました。
短大に入学した際、伯父の家から通うことになりました。
伯父の子どもになるような話も聞こえてきました。
父から捨てられたような気持ちになってしまったのです。その頃は本当につらくて、人間不信のような感じでもありました。
コミュニケーション不足だったのです。
本当の気持ちを伝えればよかっただけなのです。
今、ようやく、親の気持ちや状況を理解でき、みんな幸せになるための選択だったのだと思えるようになりました。
いろいろな人に出会い、誰かのために動けるくらいまでに前向きになってきました。
このような経験をさせてくれた両親に感謝です。
辛い思いもしたから、人のやさしさを知り、人の話を聞いては一緒に寄り添うことができるようになったのです。

これからもライフワークとして

ハートの種が、日本中に広まれば、会話が増えてコミュニケーションも生まれます。ハートの種を蒔いて育て、風船カズラの緑のカーテンは、地球温暖化も考える機会をつくることができると思います。
まずは地元、浦賀の街から日本を笑顔で元気に出来るように、細く長く明るい未来へ繋げていきたいです。


お話を聞いて

とても素敵な活動をなされている中村さん。
現在、ハートの種に南天九猿をセットにしようと考えているそうです。
南天九猿は縁起物として昔から日本に伝わるもの。
おばあちゃんたちの手仕事に、そして、いつかここから雇用を生み出せないかと模索中。
どこまでも、誰かの幸せのために、という思いから。
「私にできることをいつも考えているんです」という彼女の言葉が胸に残りました。


湯番 植地宏美


中村浩子さん
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