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どこまでもドライブ

【トランタン物語の湯 Vol.3】

お母さんたちと新聞をつくるようになり、たくさんの仕事が舞い込むようになり、会社にした頃。

編集チーフの青柳さんは、乾杯イベントの手伝いをしたことがきっかけでスタッフとして仕事をするようになっていきましたが、まだまだ、たくさんいるメンバーの中では新人でした。

その日は、青柳さんが運転をして、藤本さんと一緒に移動中でした。家に帰るところでした。

もうすぐ到着。
ところが、代表の藤本さんが、何気なく新人の青柳さんに会社のことを話し始めたのです。

大切な内容だな、と思ったのと、
もっと話したいと思ったのと、
家に到着したらこの話が終わってしまうと思った青柳さんは、
そのまま車を走らせました。

藤本さんは道が違うことなんて気付かず、話を続けています。
青柳さんも真剣に聞いていました。考えていました。

そして…

車は横浜を通り過ぎ、いつの間にか伊豆に到着したのです。

青柳さんが車を止めなかったのは、
トランタンが未来に向かって走る感覚を止めたくなかったから。
かも。

その後横浜まで戻りましたが、帰宅したのは、深夜でした。

あなたのサポートは、お母さんを笑顔にします。 どうか、やさしいお湯を提供くださいませ。