リズム遊び

ゆふいんの森、そしたらセカンド、パラダイスワックス、ごめんねドルガン。
さいたまと紅生姜、アスパラガス祈祷、めちゃめちゃオルガン。
ガパオチンギスカン。最初の一つだけ取っておいてください。
気を付けて帰って。愛していること、全てだったこと、なによりも優先されたこと、望まされていたこと、クソみたいだったあの場所、記憶、さようならをした、まだここにずっとあった。何べんだって蘇る。だってぼくらはスーパー男児、ええ、そうです。だってだって理由もないただそう信じているので。ええ、そうです。虐げられて起き上がってそしたらみぞおちを殴られた。そんなことはまだ甘くて、水槽の中でポンプもなくて水草もなくて、ぼくらどうやって酸素を集めるのかわからなかったよね。それから手が生え足が生え、それだのに今も水に溺れることを願っている。情けないもんですよ、ええ。鰯の方が強いですよ。鱗の皮を煎じて飲みたいなんてねえ、ははは。ぶくぶく。
際限なく進んでいく時間も、微分したら僕が現れるのですか・ぼくは一次元だって構わない。君がいるなら。ぶくぶく。
そうして石になったぼくは、のそのそと仕度を始めた。探し物は別にないけど、なんだか足りない気が、しなくもない。別に求めてなんかないけど。別に。別に。車輪に上手いこと挟まって運ばれようかしら。そうしたら、きっと向こうの街まで。彼女の残り香がする、あの町まで。ぶくぶく。
困ったことに、あなたが脳にこびり付いて離れない。そんな綺麗なことじゃない。最後に集中して剝がそうとするけど全然取れないご飯粒みたいだとか、セーターにしがみついた毛玉とか。客観的に描写されているものがあんなにも美化された感情なんて知らなかった。こんなもの、抱えてるだけ苦しいだけなのに。ねえ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?