ごごいちじ

午前一時かと間違えるような午後一時に、ぼくは文を排出している。

言葉を吐き出し、輪郭を与えられる前の感覚に流れを付与する。

私は流通機関と化す。

インプットしかないからだというのはひどく停滞したもので、それは人間の本質ではないと考える。インプット以上のアウトプットをしようと試みるから、自然とインプットする動作が生まれる。

息を吐ききって、吸う、呼吸法と同じ。
出し切って、空になったと思った時点で吸う。

必ずしもその限りではないけれども、そのくらいの意気は持っていても不要なものにはならない。

出して話して書いて描いてすっからかんになってまた入れて呼吸をする、そんな風に生きてみる。

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