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格が違う

同い年のレベチの美人とイケメンと喋って、私は本当に卑屈になっている。こんなにイケてる見た目で美術も志すのか。かわいー!って言ってくれるけどそれは格下のものにかけるぶさかわいいなのではと思ってしまうほどに私は身も心もぶさいく。
彼女は福島から、彼は鹿児島から来ているらしい。改めて電車で一時間で通える環境が緩くありがたい事に気付かされる。格が違う人、それはミステリアス。私にはミステリアスがない。基本的に自慢できる事項は全て喋るしインスタに載せる。恥ずかしいぶさいくだ。
でも、そんなイケメンと美女に作品の写真撮って良いですかと聞かれる私って…あぁ、今日の課題がうまく行って良かった。うまくできたから、先生にめちゃくちゃ褒められたから、いろんな人と喋ることができた。インスタも交換できた。betcover‼︎を好きだという子に声をかけてもらえた。きっと私の顔は真っ赤になっていて耳からは湯気が出て声はワントーン高くなっていただろう。たくさんの人から褒められて写真せがまれて褒められたらこうにでもなる。

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