わたしが母が苦手だったように、わたしは母にとってかわいくない子どもだったんじゃないかと思う事がよくある。
親子であっても相性はあるだろうし、残念ながらわたしたちは合わない者同士だったのではないかと思うのだ。

それがお互いの度を越した性格や性質のせいで、余計にややこしくなった。それだけのことなのかもしれない。

以前、ご自身の母親を知能が低いのではないかと感じながら生きてきたという方と話したことがある。
わたしより少し年上の方だが、その方も母親との関係でいろいろあったらしく、子どもの頃から「この人は当てにできない」と感じて自分が大人のように振舞ってきたというようなことをおっしゃっていた。

犬と猫に対する母の態度から、わたしが母はかわいいと感じる事ができないんじゃないかと思うと言ったら、その方は「いや、かわいいとは感じているのだけど、その表し方がわからないのだ」というような事を言い、そんなもんなのかなとその時は思った。

ちなみにその方もわたしも第一子でなおかつ長女である。そしてどちらも兄弟仲はよくない。

残念ながらわたしは今世で子どもを持つことは年齢からいってもおそらくないので、親の立場はわからないのだが。

わたしは子どもが欲しいと思いながら、どこかで避けてきたのかもしれないと最近思う。
なぜだろう。
自分と同じような思いをさせるのが怖かったか、あるいはもっとひどい事をすることを恐れたか。

いずれにせよ、それは現実にならなかった。

以前にも書いた気がするが、わたしは母に対する感情がよくわからない。
昔よりも距離を取ってうまく接することができるようになったけど、たまに爆発する。
そしてこれからはお互いに年を取っていく。
なぜだかわからないが、わたしは母を看取ると決めている。矛盾している気もするが、自分のためである気もする。

よくわからない文章になった。




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